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皮膚炎を自然発症するBalb/c背景Themis遺伝子欠損マウスの解析

Research Project

Project/Area Number 21K06959
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 49030:Experimental pathology-related
Research InstitutionNational Center for Global Health and Medicine

Principal Investigator

宮崎 幸造  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員 (40372164)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 為広 紀正  国立医薬品食品衛生研究所, 生化学部, 室長 (80597881)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
KeywordsThemis / 自然発症 / 眼瞼炎 / 皮膚炎 / 遺伝子欠損マウス / コンディショナル遺伝子欠損マウス / ヒト疾患モデル
Outline of Research at the Start

Themisは、申請者らの所属研究室にて発見された細胞内タンパクで、胸腺におけるT細胞の正の選択のみに必須という極めてユニークな役割を担う。近年、申請者らは、Balb/c背景とするThemis-KOマウスにおいて皮膚炎を自然発症することを発見し、さらにTh17細胞が増加することも確認した。
本研究では、Balb/c背景Themis-KOマウスが皮膚炎を自然発症する点に着目し、これまで報告のなかったThemisと皮膚疾患、Th17細胞分化との関連について明らかにする。
本研究によって、Themisが関与する皮膚炎発症機序、Th17細胞分化の解明に期待できる。

Outline of Annual Research Achievements

令和5年度、最終年度は、昨年度に引き続き、Themis-KO/Balb/cマウスおいて発症する皮膚炎/眼瞼炎の分子生物学的解析、Balb/c背景Themisコンディショナルノックアウトマウスの作製を行った。
Themis-KO/Balb/cマウスにて発症する眼瞼炎の分子生物学的解析について、炎症部位より採取したmRNAを用い定量PCRを行ったところ、IL-4の発現上昇がみられることからIL-4依存性の炎症ではないかと思われる。一方で予測したIL-17Aの発現は低く、野生型と変わらなかった。今後、臨床における乾癬やアトピー性性皮膚炎のバイオマーカーについてについても検証が必要と思われる。
より、自然な条件での観察を試みるべく、SPFではなくコンベンショナルルームにて病態の発症を検証したところ、SPFよりも短期間に発症することを確認した。雌雄差については、雌に比べ雄の方が症状がひどくなった。これは、1個体飼育が難しために起こったと考えられ、今後1個体飼育にて再度検証する必要があると思われる。
Balb/c背景Themisコンディショナルノックアウトマウスの作製については、戻し交配を終了し、タモキシフェン投与により、Themis遺伝子が欠損することを確認した。本マウスは、精子保存をおこなった。本マウスの解析は、次回申請する機会があれば、行いたい。
以上の事から、Themis-KO/Balb/cマウスにおける病態の解析について、諸般の理由で中止せざる負えなく残念ではあるが、Themisが自己免疫疾患やドライアイに関与している可能性があると思われる。さらに、本マウスにより、Themis遺伝子とヒト疾患が結び付けられることができた点は非常に良い結果であると言える。

Report

(3 results)
  • 2023 Annual Research Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 眼瞼炎を自然発症するThemis欠損マウスの解析2022

    • Author(s)
      宮崎幸造、為広紀正、北島雅之、木村彰宏、佐藤真理、小川葉子、根岸一乃、鈴木春巳
    • Organizer
      NCGM夏季リトリート2022
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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