Project/Area Number |
21K07057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 49060:Virology-related
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Research Institution | Oita University (2023) Fujita Health University (2021-2022) |
Principal Investigator |
河本 聡志 大分大学, グローカル感染症研究センター, 教授 (60367711)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ロタウイルス / リバースジェネティクス / ワクチンベクター / 弱毒化 / 遺伝子操作系 / ロタウイルスベクター / 粘膜免疫 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、RVを基盤として、独自の遺伝子操作系(11-プラスミドシステム)を駆使して、他の病原体の感染防御抗原を組み込むことで、RVのみならず、臨床上で問題となっている粘膜面を侵入門戸とする他の病原体についても、粘膜面における侵入阻止と全身系免疫での防御の両方が誘導できるRVワクチンベクターの創出を試みる。 計画している研究項目は、①基盤となるRVベクターの最適化、②他の病原体の感染防御抗原を発現するRVベクターの作製、③異種抗原に対する免疫誘導能の検証、の3つである。
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Outline of Annual Research Achievements |
世界中での実臨床ですでに有効性と安全性が確立されている弱毒生ヒトロタウイルスワクチンRIX4414株についてリバースジェネティクスの確立に成功した。組換えウイルス(rRIX4414)はRIX4414と同じ増殖能をin vitroで示し、乳のみマウスではrRIX4414とRIX4414はともに下痢誘導能が低く、発症期間と重症度も野生株(SA11-L2株)に比べて軽かった。また、腸管のHE染色と免疫組織化学染色から、小腸病変部の傷害性もrRIX4414とRIX4414では軽いことが示された。これらの結果から、rRIX4414のリバースジェネティクス系が確立され、rRIX4414株はRIX4414と同様に乳のみマウスにおいて弱毒であることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究期間内に所属研究機関の異動と研究室立ち上げがあったために、研究進捗がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究室が立ち上がったので、次年度にはロタウイルスベクターの最適化についても取り組みたい。
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