Project/Area Number |
21K07240
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 50020:Tumor diagnostics and therapeutics-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
清水 大 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50723037)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | DNAメチル化 / ctDNA / 診断 |
Outline of Research at the Start |
低侵襲な癌診断手法として血液や尿を対象としたliquid biopsyが注目されており、その多くは癌特異的な体細胞変異を対象としている。しかし、単一の癌種の中で特定の体細胞変異が画一的に共有されることはなく、さらには発癌に関与する体細胞変異のほとんどが癌種特異的ではなく複数の癌種にまたがって観察されるため、体細胞変異のみを対象とした癌診断は癌種特異性が低い。本研究では組織・腫瘍特異性が高いDNAメチル化解析を広く臨床検体に応用し、多癌種での組織およびliquid biopsyでの診断能の検証を行うことで、単回の検査で多癌種の診断を可能とする診断技術の開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者は、2019年度若手研究での「cfDNAを用いた大腸癌特異的メチル化マーカーによる大腸癌存在診断法の開発」を発展させ、27癌種にのぼる多癌種を鑑別診断し得るメチル化パネルの構築に成功している。作成したメチル化パネルの診断能は、自施設で入手した大腸癌・胃癌・乳癌の組織検体や、別の公共データベースから得られた腫瘍組織のメチル化データを用いることで検証し、その結果、人種・組織検体の保存法(凍結もしくはパラフィン包埋)・DNAメチル化の検出手法(アレイもしくはシーケンス)によらず、さらに腫瘍内不均一性の影響を受けずに、高い精度で27種の悪性腫瘍の診断に用いることができることを示した。また、血液中のcirculating tumor DNA(ctDNA)のメチル化状態からも、どの臓器由来の悪性腫瘍が存在するかを診断できる可能性が示された。さらには、原発不明癌症例の血液検体からも原発臓器を同定できる可能性が示された。 本研究では、その先行研究で得られた知見を発展させるため、多癌種でのctDNA解析を計画実行中である。現在は、まだ検体収集中の段階であり、検体が揃い次第シーケンスベースの検査に提出予定である。現状の研究のボトルネックは、非常に微量で断片化されたctDNAのメチル化解析技術が未だに開発段階でありる事で、世界的にも確立されたものはないのが現状である。当初の研究計画に記載したGenomedia社での開発に限らず、有用なものを選択して用いる予定であるが、貴重な検体を供与できる技術としてはまだ確立に至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
検体収集は進んでいるが、検出技術の確立が未成熟であり、検体が出そろったとしてもシーケンスに提出できない状況が続いている。解析に至っておらず、想定した予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画に従い、まずは粛々と試料を収集する。ctDNAメチル化解析技術の1年以内の確立は困難な可能性があり、探索的な解析の可能性も含めて、技術開発を行っている研究機関に研究協力を要請していく。
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