機械学習を用いた統合失調症の運転適性判断指標の抽出
Project/Area Number |
21K07518
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岩本 邦弘 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (50569796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 勇輝 産業医科大学, 医学部, 学内講師 (90739476)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 統合失調症 / 運転技能 / 認知機能 / 向精神薬 / 運転適性 |
Outline of Research at the Start |
自動車運転は地域生活の移動手段として不可欠であるが,統合失調症を含む精神障害者においては,十分な証左のないまま法律や薬剤添付文書により一律に制限されており,臨床現場における運転適性の判断は困難を極めている。本研究は,統合失調症患者の運転技能を運転シミュレータを用いて検討し,症状評価尺度,認知機能,視線解析,処方薬,運転行動などから運転適性判断を補助する指標を抽出することを企図している。
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Outline of Annual Research Achievements |
自動車運転は地域生活の移動手段として不可欠であるが、統合失調症を含む精神障害者においては、十分な証左のないまま法律や薬剤添付文書により一律に制限されており、臨床現場における運転適性の判断は困難を極めている。本研究は、統合失調症患者の運転技能を運転シミュレータを用いて検討し、症状評価尺度、認知機能、視線解析、処方薬、運転行動などから運転適性判断を補助する指標を抽出することを企図し、サンプリングを継続している。 本年度については、運転免許を有し運転機会があり、病状が安定し、処方変更のない統合失調症外来患者43名と、対照群として性別、年齢、運転歴をマッチさせた健常者54名を対象に、標準化済の運転シミュレータを用いた、車線維持課題(横方向の揺れ)、追従走行課題(車間距離の維持)、飛び出し課題(急ブレーキ操作)の運転技能3課題、Continuous Performance Test(持続的注意)、Wisconsin Card Sorting Test(遂行機能)、Trail Making Test(注意、作動記憶、処理速度)の認知機能3課題、簡易精神症状評価尺度、臨床全般印象度、薬原性錐体外路症状評価尺度、Stanford眠気尺度、運転歴、運転頻度(回/週)、走行距離(km/年)を調査し、運転技能との関連を検討した。 認知機能については、患者群で全ての認知課題成績が有意に低下しており、患者群の運転課題成績は走行距離などの背景情報で補正しても、追従走行課題と飛び出し課題で有意に低下していた。ただし、健常群の成績分布を外れる割合は5%程度であり、年齢、簡易精神症状評価尺度、薬原性錐体外路症状評価尺度、抗精神病薬投与量、Trail Making Test成績が運転課題成績と有意な関連が認められた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
サンプリングは当初目標の半分に到達している。
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Strategy for Future Research Activity |
サンプリングを継続し、臨床現場でも活用可能な、統合失調症患者の運転適性を判断する臨床指標の抽出を試みる。また、機械学習を用いた解析も予定する。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)