肺神経内分泌腫瘍に対する免疫チェックポイント阻害剤効果予測としてのPETイメージ
Project/Area Number |
21K07627
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
今井 久雄 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (10646483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
解良 恭一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (40400783)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 18F-FDG-PET / PD-L1 / 小細胞肺癌 / 免疫治療 / metabolic tumor volume / 予測因子 / 肺神経内分泌腫瘍 / バイオマーカー / PET imaging / 免疫微小環境 / 糖代謝・低酸素マーカー / PD-1阻害剤 / 肺癌 / 免疫チェックポイント阻害薬 / PET |
Outline of Research at the Start |
高悪性度の小細胞癌を含む肺神経内分泌腫瘍はPD-1阻害剤が使用されている。特に小細胞癌では、治療効果予測のバイオマーカーは依然不明である。本研究は、神経内分泌腫瘍の免疫微小環境および糖代謝・低酸素マーカーの関連性を検討し、さらに糖代謝イメージングであるFDG-PETと低酸素イメージング製剤である18F-fluoromisonidazole(FMISO)PETを用い実際のPD-1阻害剤の効果をモニタリングし、腫瘍組織及び血中のリンパ球を含めた免疫関連マーカーと糖代謝及び低酸素イメージングの相関性から小細胞癌中心の神経内分泌腫瘍でのPET imagingのバイオマーカーとしての意義を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
目的: PD-L1抗体を含む化学免疫療法は、進展型小細胞肺癌に対する有効な治療法である。しかし、化学免疫療法の効果を予測するバイオマーカーは確立されていない。そこで、18F-フルオロデオキシグルコース(FDG)-PETの予測マーカーとしての可能性を検討した。 方法:初回治療としてPD-L1抗体を併用したプラチナ製剤ベースの化学療法開始前に18F-FDG-PETを受けた進展型小細胞肺癌患者を対象とし、18F-FDG取り込みにおけるmaximum standard uptake value (SUVmax)、metabolic tumor volume (MTV)、total lesion glycolysis (TLG) を評価した。 結果: PD-L1とtumor infiltrative lymphocytes(TIL)が免疫組織化学的に解析された。MTVの高値は、ECOG-PSの不良およびアルブミン値の低値と有意に関連し、アルブミン値の低値とTLGの高値との間には有意な関連が認められた。単変量解析では、性別、Brinkman index、MTVが無増悪生存期間(PFS)の有意な予測因子として同定され、性別、SUVmax、MTV、TLGが全生存期間(OS)の有意な因子として同定された。多変量解析の結果、性別、Brinkman index、MTVがPFSの独立した予後予測因子であり、性別、SUVmax、MTV、TLGがOSの有意な予測因子であった。SUVmaxは、PD-L1発現が陽性の患者で陰性の患者より有意に高かったが、TILの陽性と陰性で有意差はなかった。さらに、MTVおよびTLGのレベルは、PD-L1およびTILのレベルと密接な関連はなかった。 結論: MTVまたはTLG代謝腫瘍活性は、進展型小細胞肺癌患者における化学-免疫療法の治療成績の予測に有望である可能性がある。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)