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スペクトラルCTの物質分解情報を用いた大腸CT用画像診断プロトコールの構築

Research Project

Project/Area Number 21K07646
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 52040:Radiological sciences-related
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

甲斐 聖広  九州大学, 大学病院, 助教 (50848645)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西江 昭弘  九州大学, 医学研究院, 教授 (20457427)
高津 憲之  九州大学, 大学病院, 医員 (40882915)
鶴丸 大介  九州大学, 大学病院, 講師 (90419565)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Keywords大腸CT / スペクトラルCT / 大腸ポリープ / 大腸癌
Outline of Research at the Start

本研究の目的は、スペクトラルCTを用いて低前処置で高い診断精度を得る大腸CTの条件を構築することである。
対象症例は当施設のスペクトラルCTを用いて大腸CTを行った症例で、目標症例数は150例とする。において後方視的検討を行う。
通常の大腸CTの他にヨード密度強調画像・実効原子番号画像で病変検出の評価を行い、病変検出の感度・特異度を含む診断能を算出し、上乗せ効果の有無および程度を検討する。

Outline of Annual Research Achievements

近年、CT技術の進歩によりCTによる大腸検査が可能となり2012年に「大腸CT」として保険収載された。大腸CTは腸管洗浄剤による前処置後に経肛門的に炭酸ガスを注入し大腸を拡張させた状態で撮像し、3次元構築をする検査である。臨床的に問題となるようなポリープは高い感度で検出することができ、被験者にとって大腸CTは短時間、簡便で苦痛も少ないことが最大の長所であるものの、前処置としての腸管洗浄剤はいまだ内視鏡に準ずる相当量が必要であり、腸管洗浄剤による負担は大腸CTでも十分に改善されてはいない。
スペクトラルCTでは、仮想単色X線画像、ヨード密度画像、実効原子番号画像などといった様々な画像表示法(下図)により、従来のCTでは得られない多種の画像パラメータが簡便に得られることが最大の特徴である。通常の大腸CTでは、腸壁の隆起を病変として捉え内部性状により残便と弁別して大腸癌・ポリープを診断するが、ヨード密度画像や実行原子番号画像では病変そのものを残液、残便から弁別できる可能性がある。
本研究の目的は、スペクトラルCTを用いて低前処置で高い診断精度を得る大腸CTの条件を構築することである。
本年度は、昨年度に引き続きスペクトラルCTで大腸癌・大腸ポリープ症例の撮像を行い症例の蓄積を行った。また、症例の臨床情報、病理所見、画像所見などの基礎データベース構築を行った。さらに画像データを基に撮像プロトコールの最適化、ヨード密度画像や仮想単色画像、実効原子番号画像などの適切な表示法の開発および解析を行った。この間、論文や学会報告などの情報の収集を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウイルスの流行に伴う患者数低下の影響を受け、当初の予定よりも症例の蓄積が遅延している。
当初、約100例の大腸病変症例を予定していたところ、2023年度までで約80例の蓄積に留まっている。

Strategy for Future Research Activity

引き続き新規登録症例の収集を継続していく。また、蓄積された症例より、大腸癌・ポリープの検出における最適なCT撮像条件および画像処理の探索を行う。その後、読影実験を行い、従来の大腸CT画像に対する診断能の上乗せ効果の有無について比較検討を行う予定である。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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