Project/Area Number |
21K07662
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
高橋 良 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医学物理士 (10716757)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橘 英伸 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 室長 (20450215)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 三次元線量分布評価 / ゲル線量計 / 定位放射線照射 / 患者毎の品質保証 / 放射線治療 / 三次元線量分布評価法 / Patient specific QA |
Outline of Research at the Start |
多発脳転移腫瘍などに対する高精度放射線治療においてその治療の複雑性により標的への投与線量や正常組織への線量を正確に検証する必要があり、近年、新しい測定器として三次元線量分布が取得可能なゲル線量計が注目されている。しかし、ゲル線量計により取得した三次元線量分布の評価法については開発が進んでいない。そこで、本研究では新たな三次元測定器に対応した、三次元線量域情報に基づく、新たな三次元線量分布評価法を開発し、その有効性を検証する。本法の有効性は従来評価法とのエラー検出能の比較によって実証する。加えて、本法の臨床での普及を想定し、ゲル線量計を使用して多施設試験を実施し、本法の許容値について検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では高精度放射線治療における線量分布測定の新たな三次元測定器であるゲル線量計を対象とした、三次元線量域情報に基づく、新たな三次元線量分布評価法(3D dose structure based method; 3DDS法)を開発し、その方法の有効性を検証することを目的としている。 令和4年度は、3DDS法の有効性評価を行うため、臨床症例を用いて既知のエラーに対する検出能を既存評価法であるガンマ解析法との比較解析によって明らかにすることを予定していた。そのため、臨床症例の比較解析に先立ち、既知のエラーに対する3DDS法の評価指標の変化を把握する目的で、単純な構造体に対して線量誤差、位置誤差を付加し評価を実施した。また、線量分布検証で問題となるゲル線量計などの測定体系と患者体内との違いを考慮させるため、患者体内の標的、正常臓器の関心領域を利用した評価が行えるようソフトウェアの改修を実施した。 3DDS法では線量分布の重なり度合いである任意の線量域のOR (Overlapping Ratio)やVR (Volume Ratio)を主として評価される。単純な構造体に対して既知の線量誤差、位置誤差を付加した場合、線量誤差は主にVRに位置誤差はORに寄与する結果となった。一方で、線量誤差、位置誤差が複合された場合、その判別が困難であることも示唆された。そのことから、Isodose structure volume内の線量情報をDVHとして評価できることを活用し、従来のDVH評価で用いられるCI(Conformity Index)やHI(Homogeneity Index)の考え方を応用した評価指標を追加で算出できるようソフトウェア改修を実施している。また、予定していた臨床症例を用いた有効性評価は5割程度完了している状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
単純条件下での線量誤差、位置誤差に対する3DDS法での評価結果の変化を追加で実施したこと、および線量分布検証で問題となるゲル線量計などの測定体系と患者体内との違いを考慮させるため、患者体内の標的、正常臓器の関心領域を利用した評価方法の構築に時間を有した。また、それらを評価するためのソフトウェア改修に時間を有したことから、令和4年度に実施予定していた臨床症例を用いた3DDS法の有効性評価の実施が5割程度に留まった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度の上半期中に、令和4年度に実施完了予定であった臨床症例を用いた3DDS法の有効性評価を全て完了し、3DDS法の評価指標に対する許容値設定を完了する。その後速やかにゲル線量計を用いた多施設試験結果の解析を実施する。 多施設試験の参加施設選定は完了しているため、円滑に進展できるよう進めていく。
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