Project/Area Number |
21K07725
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
川村 麻里子 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (80732685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
因田 恭也 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (10359747)
駒田 智大 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (80718354)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 定位放射線治療 / 心室頻拍 / 心室性頻拍 |
Outline of Research at the Start |
器質的心疾患に伴う心室頻拍(VT)はしばしば難治性である。国外を中心に、この難治性なVTに対する放射線を用いた非侵襲的アブレーション治療の臨床試験が行われ、短期的には良好な結果が報告されている。本研究では海外での研究成果を基盤に、国内の診療体制でも実現可能な方法へ変換し、高精度定位放射線治療によるアブレーション治療技術を開発するものである。本治療が本邦でも施行可能となることで、現在治療法がなく、突然死の恐怖と日々戦っている患者の希望となると確信している。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目標は海外での治療実績が既に複数報告される、カテーテルアブレーションでの治癒が困難なVT患者に対する定位放射線治療技術を用いたアブレーションを国内で施行可能な方法で実現することである。昨年度は主に、国内外の先行施設見学やミーティングを介して具体的な臨床試験開始に向けた準備を開始した。具体的には、まず、使用した放射線治療装置は異なるものの、国内で、同様に定位放射線照射でVT治療を行う臨床試験を行った先行施設の循環器内科医、放射線治療医、医学物理士とミーティングを行い、実際の照射後の経過やターゲットの決定方法など意見交換を行った。次に、海外では多施設臨床試験が開始され、複数のプロトコル論文も発表されていることからそれらを参考にプロトコル作成を開始すると同時に、当院と同じ放射線治療装置、計画装置、マッピング装置を使用している先行施設(チェコとスイスの先行施設)に循環器内科医の共同研究者と共に施設見学に行き、治療の詳細について症例検討など行った。更に、実際の治療を行う場合の協力も取り付けた。 マッピングデータとCTの融合が一つの問題点であったが、先行施設で使用しているフリーソフトの紹介を受け、ある程度画像融合の目処はたった。現在、先行施設の物理士と共同研究者の物理士で細かい調整を行っているところではあるが、必要検査、計画作成に必要な情報は揃ったため、先行施設見学後にプロトコルの最終打ち合わせを共同研究者と行い、臨床試験開始に向けた最終段階に達している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度中には特定臨床研究が開始できる目処が立っており、概ね順調に進んでいる、あるいは当初の計画以上に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年早々には特定臨床試験が開始できそうである。特定臨床試験を開始するにあたり、科研費のみでは研究費用がカバーできない恐れがあったが、別の研究助成を受けることで臨床試験の実施まで可能となりそうである。しかし、試験開始前にも関わらず、既に他の治療法がなく、本臨床試験を待っている患者が複数名いることから、特定臨床試験で予定する3例治療後について、検討していかなくてはならない。
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