Project/Area Number |
21K07843
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52050:Embryonic medicine and pediatrics-related
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
宮本 憲一 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (00424185)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 間葉系幹細胞 / CD271 / KLF4遺伝子 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、将来的な骨再生医療などへの応用が期待される骨髄由来間葉系幹細胞の生物学的定義を確立することを目的とする。そのために、我々がこれまで研究してきたCD271陽性細胞を対象に、幹細胞としての新たな生物学的特徴を見出し、実験室での最適な培養法の確立を図る。また、実験動物を用いてそれらの細胞が成体内へ移植後、どのような挙動を示すかを評価することで将来的な臨床応用への有用性を評価する。本研究成果は、先天性骨形成異常などの新たな治療法へと発展しうる骨髄由来間葉系幹細胞の重要な生物学的基盤を築くと期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
間葉系幹細胞(MSC)は骨・軟骨再生や炎症抑制を目的として、多くの医療分野で注目される体性幹細胞であり、国内外でその臨床研究が盛んに行われている。しかしながら、MSCは未だ幹細胞としての生物学的特徴の理解が乏しく、MSCを特徴付ける分子マーカーなども不明瞭なままである。このような現状から、MSCを用いた細胞移植治療を行うためには、MSCのより明確な生物学的特徴を把握することが必要不可欠である。 一方、CD271(神経増殖因子受容体:NGFR)を発現している骨髄由来単核球細胞は、高いコロニー形成能と分化能を有することが報告されている。しかし、CD271が細胞に及ぼす生物学的影響とMSCの幹細胞性との関係性などは不明である。そこで本研究課題では、このCD271に焦点を当て、ヒト骨髄由来MSCの生物学的特徴を明らかにすることを目的とした。 本年度は、前年度に引き続き、作製したCD271を強制発現させたヒト骨髄由来MSCの細胞増殖率や分化能の評価を行った。また、公開されているヒト骨髄細胞のシングルセルRNA-seqデータからCD271陽性細胞特異的なマーカー分子の有無を解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
これまでの研究結果から、MSCにおけるCD271発現の効果が予想より小さいことがわかってきた。これは骨髄中のCD271陽性細胞がMSCとして樹立されるまでの過程でその性質が大きく変化してしまっているのではないかと推測される。したがって、本研究課題の目的達成には、すでに樹立されたMSCではなく骨髄細胞を用いた実験系を再考する必要があると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
骨髄細胞中のCD271陽性細胞からMSC樹立に至る過程で、CD271の発現を維持した培養法の確立に焦点を絞って研究を遂行する。そのために、CD271のリガンド添加や低分子化合物、そして生体内骨髄の微小環境も考慮しながら培養環境を絞り込む。
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