Project/Area Number |
21K08092
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
尾崎 智康 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (00774168)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 勘太 大阪医科薬科大学, 医学部, 特別職務担当教員(講師) (20408503)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 血管内皮機能 / 動脈硬化 / メタボリックシンドローム / ダウン症候群 |
Outline of Research at the Start |
代表的な染色体異常であるダウン症候群は、種々の小児期合併症に対する医療の進歩に伴い、その平均寿命が著明に改善してきた。成人期に達するダウン症候群症例が増加するにつれ成人期の種々の病変の評価・管理・治療が必要となってきている。 動脈硬化は重要な心血管病変の一つであり、その初期段階の血管内皮細胞障害について、種々の病態、疾患での報告がなされてきたが、ダウン症候群における血管内皮細胞障害の検討は全くなされていないのが現状である。 本研究の目的は、ダウン症患児において指尖脈波による血流依存性血管拡張反応を用いた血管内皮細胞機能を評価することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
ダウン症候群の小児において動脈硬化性病変の初期段階である血管内皮細胞機能を低侵襲的に評価することである。ダウン症候群患者に対する動脈硬化の初期変化である血管内皮機能障害の非侵襲的検査は、安静保持などの点で困難であり、今まではなされていなかった。Endo-PAT2000による血流依存性血管拡張反応(=FMD)計測は、超音波診断装置によるFMD計測より、わずかな姿勢の変化による誤差は少ないと考えられ、血管内皮機能障害の非侵襲的評価が可能になることが予想される。 現在、対象年齢のダウン症候群の児にプリパレーションを繰り返し、理解いただくことによりFMD測定にトライできている。測定中の児の安静が図れるようになり、データの収集が安定して可能になってきており、データ収集を継続中である。 ダウン症候群の血管内皮機能については、これまで全く報告がなく、本研究で得られたデータは貴重である。現在、ほとんどが成人期に達するダウン症候群の健康管理の点から、動脈硬化の初期変化である血管内皮機能の評価は意義が高いと考える。 データ収集を継続しながら、できるだけ多くのダウン症候群の患者さんに協力頂く予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
現在もデータ収集中であり、データ解析に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
抽出した対象患者のデータ収集を急ぎ、データ解析および論文化を急ぐ。
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