心不全患者における基礎代謝と睡眠呼吸障害の関係と陽圧呼吸療法の効果に関する検討
Project/Area Number |
21K08116
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53020:Cardiology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
葛西 隆敏 順天堂大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60465036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須田 翔子 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (40812722)
内藤 亮 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70793032)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | 心不全 / 睡眠呼吸障害 / 陽圧呼吸療法 / 睡眠時無呼吸 / 基礎代謝 |
Outline of Research at the Start |
心不全に高頻度に合併する睡眠呼吸障害では治療介入で心機能が改善するが、海外の大規模研究では治療によってむしろ予後が悪化すると報告された。また非心不全症例では陽圧呼吸療法にて呼吸が安定すると基礎代謝の亢進が是正され体重が増加することが最近の話題である。肥満が多い睡眠呼吸障害患者では陽圧呼吸療法導入後に肥満悪化の可能性があり注意が必要だが、心不全患者では、睡眠呼吸障害による基礎代謝亢進が低栄養を助長している可能性があり、睡眠呼吸障害に対する治療で栄養状態がむしろ改善する可能性がある。しかし、心不全の睡眠呼吸障害と基礎代謝を検討したデータはない。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、心不全患者の基礎代謝と睡眠呼吸障害の関係に関する横断調査と、睡眠呼吸障害に対する陽圧呼吸療法開始前後での基礎代謝と栄養状態の変化を調査することを目的とし、1年目より横断調査と陽圧呼吸療法導入症例の追跡を介予定であったが、COVID-19の関係で症例数の確保が困難であったことに加え、陽圧呼吸療法機器のリコールや世界的な半導体不足で機器の供給が極端に低下してしまったことなどから、計画が大幅に遅延した。2年目である当該年度においても、COVID-19感染拡大の影響が続き、睡眠ポリグラフ検査を行う心不全患者の数がいまだ少なかったことと、リコールと半導体不足で陽圧呼吸療法機器の供給低下が続いたため、研究計画書の内容固定などに時間を費やした。その中で、コロナ対策の一環として当初使用予定であった比較的大型の基礎代謝測定装置を、狭いスペースでも可能なより小型のものへ変更する必要が生じ、その機器選定や計画書の内容の改訂などに時間を要したが、最終的に倫理員会の承認プロセスへ進めることができた(現在、承認を待ちの状態)。一方、当院のデータベースを用いて、心不全患者における中枢性睡眠時無呼吸の存在と栄養状態に関する検討を行い学会発表に加えて、論文として報告した。こちらは本研究計画のバックグラウンドとして重要な研究成果であり、倫理承認のための書類の参考資料として活用されている。本年度は症例登録を進め横断データの解析から学会発表と論文報告を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
引き続きCOVID-19感染拡大に伴う日常診療制限で睡眠ポリグラフ検査を行う心不全患者の数が少なかったことと、陽圧呼吸療法機器のリコールと半導体不足で供給低下となり、昨年度年度に続き準備期間とせざるを得なかった。またコロナ対策の一環でより小型の基礎代謝測定装置への変更が必要となり、機器選定や計画書の改訂に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
こちらも遅延していた別研究で心不全患者における睡眠呼吸障害スクリーニングを行う検討が開始となっているため、睡眠ポリグラフを行う心不全患者数の大幅な増加が見込まれる状況となっており、横断調査の症例登録を加速させる予定である。また、陽圧呼吸療法に関しては、リコール問題が終息し半導体の供給に影響されない新機種が使える状況になったため今後は当初予定よりも早いペースで登録が進むものと思われる。
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Report
(2 results)
Research Products
(26 results)
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[Presentation] Prognostic Value of Cheyne-Stokes Respiration and Nutritional Status in Acute Heart Failure Patients2022
Author(s)
Abidan Abulimiti, Ryo Naito, Takatoshi Kasai, Sayaki Ishiwata, Miho-Nishitani Yokoyama, Akihiro Sato, Shoko Suda, Hiroki Matsumoto, Jun Shitara, Shoichiro Yatsu, Azusa Murata, Megumi Shimizu, Takao Kato, Masaru Hiki, Hiroyuki Daida, Tohru Minamino
Organizer
European Society of Cardiology Heart Failure 2022
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Int'l Joint Research