Project/Area Number |
21K08412
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54010:Hematology and medical oncology-related
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
宮崎 香奈 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (60571627)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | びまん性大細胞型B細胞リンパ腫 / 中枢神経系 |
Outline of Research at the Start |
2012年以降にわが国で開発された中枢神経系再発予防を加えた新規治療は、難治性リンパ腫の代表格であるCD5陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の予後を改善しつつある。一方で2年以内に早期増悪または中枢神経系再発を認める患者群が存在し、新たな治療開発は必要不可欠である。本研究は、臨床病態解析及び実際の臨床検体を用いて遺伝子変異などの分子生物学的解析を行い、本疾患の発生・増悪進展機構の解明を目指す。根本的な臨床病態の観点から新規予後予測モデルの同定、早期増悪・中枢神経系再発など予後不良性の原因を探索する。また東アジアからのデータを解析しvalidationを行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
CD5陽性DLBCLの頻度はわが国をはじめとしたアジア諸国に多く、欧米ではその頻度が5%未満とされる。リンパ腫研究が進んでいる欧米において、患者そのものがほとんどいないことからCD5陽性DLBCLの研究が進められてこなかった。予後不良性の理由として再発率が高く、特に中枢神経系(CNS)再発割合が診断後2年時点で13%と高率であることがあげられる。約3割の患者がCNS再発を起こし、CNS再発を認めたDLBCL患者は再発後の全生存中央値は0.5年であった。CD5陽性DLBCL患者の予後改善を目指し、2012年よりわが国でCD5陽性DLBCLを対象とした世界初となる前向き臨床試験 (PEARL5試験)を実施し、完全奏効割合91%, 2年無増悪生存率79%, 2年生存率89%と良好な治療成績を得た。実臨床においてこのPEARL5型治療の実施状況、有害事象、有効性について検討することを目的としたアウトカム研究として「未治療CD5陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫における新治療導入後の診療実態と予後に関する国内多機関共同観察研究(CD5+ DLBCL new-era project)」を実施している。2016年から2021年までに参加医療機関で診断された初発CD5+DLBCL患者を対象とし、治療前患者背景因子、PEARL5型およびその他の治療内容、有害事象、有効性、予後を検討することを目的とし、PEARL5試験およびCD5陽性DLBCL国内第三次研究の固定データと比較検討を行った。主要目的は参加医療機関で診断された初発CD5+ DLBCL患者の生存期間である。28機関が参加し、350例以上の症例が登録され、現在解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実施している国内他機関共同観察研究に予想を上回る症例数が登録された。新時代CD5陽性DLBCLデータベースを用いることで、新規治療不応の患者病態・治療内容・予後、CNS再発リスク因子の同定などが期待できる。
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Strategy for Future Research Activity |
国内他機関共同観察研究の解析を行い、海外・国内学会で結果を公表する予定である。
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