骨髄異形成症候群に対する治療標的としてのSALL4の機能的解析
Project/Area Number |
21K08420
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54010:Hematology and medical oncology-related
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
立津 央 熊本大学, 病院, 講師 (00433029)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 骨髄異形成症候群 / SALL4 |
Outline of Research at the Start |
骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome: MDS)は、造血細胞の異常な増殖とアポトーシスによる細胞死によって特徴づけられる多様性に富んだ難治性疾患であり、白血病の前癌状態でもある。MDSの患者骨髄細胞においてSALL4が高発現しており、転写因子SALL4のトランスジェニックマウスはMDSを発症することが報告されている。我々は、病理免疫染色、CyTOFでのマスサイトメトリーの解析により、多くのMDS患者骨髄細胞で、タンパクレベルにおいてもSALL4が高発現していることを確認した。本研究では、MDSにおけるSALL4の機能解析を行うことにより、SALL4が、治療のターゲットになりうるかを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome: MDS)は、造血細胞の異常な増殖とアポトーシスによる細胞死によって特徴づけられる多様性に富んだ難治性疾 患であり、白血病の前癌状態でもある。MDSの患者骨髄細胞においてRNAレベルではSALL4が高発現しており、転写因子SALL4のトランスジェニックマウスはMDSを 発症することが報告されている。我々は、病理免疫染色、CyTOFでのマスサイトメトリーや全エクソームシークエンスの解析により、多くのMDS患者骨髄細胞で、 タンパクレベルにおいてもSALL4が高発現していることを確認した。 MDS患者細胞は一般的な腫瘍と違い均一でないため個々の細胞レベルで確認する必要がある。我々は個々の細胞レベルでの発現解析をCyTOFを用いて行ってき た。今回は、MDS患者細胞においての網羅的にSALL4、p53、NAT10の関係について明らかにするためにシングルセルによる RNAシークエンスやATACシークエンスを 行うことにより、SALL4がMDS細胞でどのような因子と関わり高発現しているのかを明らかにする。最終的には、本研究では、MDSにおけるSALL4のさらなる機能解 析を行うことにより、現在共同研究により開発中のSALL4をターゲットとした治療の適応になりうるかを明らかにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究2年度であり、骨髄異形成症候群患者のシングルセルRNAシークエンスシークエンスを行う準備を行っている。患者サンプルを15例の程度、細胞凍結保存液を用いて保存した。この後の解析の選択として、前研究でアッセイを確立したマスサイトメトリーと本研究の目的であるシングルセルRNAシークエンスシーク エンスやATACシークエンスを行う予定としているが、骨髄異形成症候群は腫瘍でないため細胞数にも限りがあり、細胞数に合わせ、近年のテクノロジーを用いて適切な施行計画を立て、施行後には、詳細な解析を行う予定である。また、MDS細胞株SKM-1、白血病細胞株 K562 を入手を入手した。SALL4の遺伝子導入による機能解析の準備も進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、施行可能な患者サンプルを検討し、マスサイトメトリー、シングルセルRNAシークエンスシークエンスでの解析も含め、解析を進める。またMDS細胞株に対して、SALL4の遺伝子導入を行う予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)