Project/Area Number |
21K08440
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
深堀 範 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (10849459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾長谷 靖 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (40399762)
福島 千鶴 長崎大学, 病院(医学系), 教授 (50380978)
迎 寛 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80253821)
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Project Period (FY) |
2022-11-15 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 免疫寛容 / 制御性T細胞 / 樹状細胞 / アトピー性喘息 / TLR2 / 免疫寛容誘導 / trained immunity / 気管支喘息 |
Outline of Research at the Start |
本研究は生体に外来異物が侵入した際、まず最初に非特異的な防御反応を起こす自然免疫系細胞の代表的な細胞である樹状細胞を体外にて修飾し、体内に戻すことで自然免疫反応の下流で惹起される獲得免疫反応を修飾することを目的としている。具体的にはアトピー性気管支喘息の代表的な原因アレルゲンであるダニ抗原に対して樹状細胞が免疫寛容を誘導できるように修飾したうえで体内に戻し、その上で生体にダニ抗原を吸入させれば本来であれば生体に起こるはずのアレルギー反応が起こらなくなり、アトピー性気管支喘息の根本的治療につながると考えられる。この成果により、長期に及ぶ気管支喘息に対する吸入治療が不要になることを期待している。
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Outline of Annual Research Achievements |
これまではマウス骨髄よりmDC(Myeloid Dendritic cells)を誘導していたが、新たにマウスの脾臓組織からmDCを磁気ビーズ法を用いて分離する試みを行った。その際には、EasySep 8482; Mouse Pan-DC Enrichment Kit IIを使用し、このキットに含まれる抗体カクテルとビオチン化mousePDCA-1抗体を同時に反応させることでpDC (plasmacytoid DC)を除去し、さらに mouse CD11c を使用したEasySep 8482; Release Mouse PE Positive Selection Kit (ST-17656) を用いてcDCを単離した。そして、単離したmDCを、それぞれにダニ抗原のみを添加した群、TLR2(Toll-like receptor 2)リガンド(Pam3CSK4)のみを添加した群、およびダニ抗原とPam3CSK4の両方を添加した群に分け、それぞれを培養した。その後、Flow cytometryを用いてmDC表面のTLR2レセプターの発現強度を比較した。その結果、ダニ抗原単独で刺激されたmDCと比較して、ダニ抗原とPam3CSK4で共刺激されたmDCでは細胞表面のTLR2発現が増強することを確認した。また、上記の手法で作成した樹状細胞に、マウスの脾臓組織からEasySep Mouse CD4+ T Cell Isolation Kitを用いて単離してきたnaive CD4 T cellを1:10の割合でダニ抗原刺激下に共培養し、培養上清のIL-10とTGF-b濃度をELISA法により測定した。その結果、ダニ抗原単独刺激培養群と比較して、ダニ抗原とPam3CSK4の共刺激を受けた培養群ではIL-10とTGF-b濃度が上昇していることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初骨髄よりmDCを誘導し実験を行なっていたが、顆粒球、肥満細胞、およびmDC様細胞などの細胞が不均一に混在することになるという欠点があったため、磁気ビーズ法を用い、より純度の高いmDCを作成する方法に変更したため。
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Strategy for Future Research Activity |
単離してきたmDCをダニ抗原のみを添加した群、TLR2(Toll-like receptor 2)リガンド(Pam3CSK4)のみを添加した群、およびダニ抗原とPam3CSK4の両方を添加した群に分け、in vitroでダニ抗原刺激下に各群のmDCとnaive CD4 T cellの共培養を行い、naive CD4 T cellが制御性T cell (Treg)に分化する割合を比較する。 また、各群のmDCを、ダニ抗原を水酸化アルミニウム Al(OH)3 ゲルとともに腹腔内投与することにより感作した BALB/c マウスに経鼻的に移入し、その後ダニ抗原を経鼻的にチャレンジし、サクリファイスし肺組織の好酸球性気道炎症の程度、BAL中のIL-5, IL-13, IL-10, IFN-gの測定、BAL中のTregの割合を検証する。
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