The analysis of T follicular helper and regulatory cells of patients with atopic asthma comorbid with allergic rhinitis by treated with HDM-SLIT
Project/Area Number |
21K08441
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
重原 克則 札幌医科大学, 医学部, 訪問研究員 (70381275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀倉 隆太 札幌医科大学, 医学部, 講師 (70404697)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | ダニ特異的舌下免疫療法 / アレルギー性鼻炎合併アトピー型喘息 / 濾胞ヘルパーT細胞 / 濾胞制御性T細胞 / 制御性T細胞 / 制御性B細胞 / ダニ特異的免疫グロブリン / ダニ舌下免疫療法 / アレルギー性鼻炎合併アトピー型気管支喘息 / アレルギー性鼻炎合併喘息 / 制御性Tおよび制御性B細胞 |
Outline of Research at the Start |
ダニ抗原特異的舌下免疫療法を解析して、AITにおけるTfh細胞やTfr細胞の免疫系における役割を解明、明確化し、各症例のフェノタイプ、レスポンダーと非レスポンダーおよび非治療群と比較検討する事で、治療標的となりうる標的分子や新たなバイオマーカーを見出し、AITの普及に繋げたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
ガイドラインに基づく通常治療中のアレルギー性鼻炎合併のアトピー型喘息患者において、ダニ舌下免疫療法(SLIT)を施行した。末梢血で解析した。SLITを追加し濾胞ヘルパーT(Tfh)細胞と誘導されるダニ特異的イムノグロブリン(Der-p/f sIgs)、相互の継時的な変化,及びこれらを制御する濾胞制御性T(Tfr)細胞,さらに制御性T(Treg)細胞と制御性B(Breg)細胞が与える影響について2年間検討した。これらは末梢血で解析した。 鼻炎合併喘息患者20症例を2年間の観察研究を施行。鼻炎と喘息は症状、治療スコアで改善(R)群、非改善(NR)群に分けて解析した。 結果として以下のことが示された。1) 両群でダニ特異的IgEは3Mo以降12Moまで段階的に低下した。しかし、R群ではIgE産生に関わるTfh2細胞が段階的に低下し、特に6Moから12MoにTfh2細胞とIgEは有意に低下。Tfh1細胞は段階的に増加した。一方、NR群では有意な低下は認めなかった。2)R群ではTreg細胞とTfr細胞では6Moと12MoでTfh2細胞と負の相関を認めた。3)さらに、R群では治療1年目においてBreg細胞とダニ特異的IgEは性の相関を認めた。Breg細胞は細胞内IL-10の産生を認めた。4)治療前のTfh2/Tfr細胞比とTfh2/Breg細胞比が2年後の治療の反応性を示すバイオマーカーとして有意であることが示された。 以上の知見より、SLITではTfh2細胞とIgE産生の強い関連が推測されるが、Tfr及びTreg細胞がTfh2細胞を抑制している可能性がある。また、Breg細胞はIL-10産生を介してダニ特異的IgE産生を抑制している可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アレルギー性鼻炎合併のアトピー型喘息患者におけるTfh細胞とDer-p/f sIgEの関係性とこれらを制御する細胞等の関連性が大枠の関連は示されつつある。また、病態をを反映するバイオマーカーが示されている。
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Strategy for Future Research Activity |
Der-p/f sIgG4、IgG、IgAとTfh細胞や上記の制御性細胞における相互の関係性の十分に解明されていない。IgGに関してはIgGのサブクラスとの検討も必要。必要に応じてin vitroでのダニ抗原を用いた上記細胞とDer-p/f sIgsの解析が必要される可能性がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)