Project/Area Number |
21K08457
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54020:Connective tissue disease and allergy-related
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
土橋 浩章 香川大学, 医学部, 准教授 (50380176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 智広 香川大学, 医学部, 協力研究員 (30437678)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 関節リウマチ / インターロイキン16 / 滑膜細胞 / 抗サイトカイン療法 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、新たな治療標的サイトカインの一つとして「インターロイキン16(IL-16)」の重要性を提唱し、関節リウマチ患者由来および変形性関節症由来の滑膜細胞を用いたin vitroの実験と関節炎モデルマウスを用いたin vivoの実験によりIL-16の制御が関節リウマチの滑膜増殖(炎)の制御を可能にするか否かを明らかにする。さらにIL-16を標的とした抗サイトカイン療法を関節リウマチを中心とした新規治療への展開を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
関節リウマチの病態の中心となる滑膜増殖に関するサイトカインはTNF-αやIL-1β、IL-6以外のサイトカインも病態に関与しており、これが全ての関節リウマチの関節炎・関節破壊を制御できない理由の一つと考えられている。本研究では、IL-16による関節リウマチの滑膜細胞増殖の関与メカニズムを明らかにし、IL-16を標的とした新たな抗サイトカイン療法の開発を目的としている。本研究ではまず関節リウマチ患者および変形性関節症由来の滑膜細胞においてrIL-16による刺激を行った。その結果、変形性関節症由来の滑膜細胞に比べて関節リウマチ由来の滑膜細胞では細胞増殖されることが確認された。この結果を踏まえて関節リウマチ由来の滑膜細胞におけるIL-16のシグナル伝達の解明および関節炎モデルマウスを用いたin vivoでのIL-16制御による効果を検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大による研究代表者および研究分担者の診療業務の負担増に加え、研究代表者の学内・学外での業務も増えたため予定している研究がやや遅れている。 関節リウマチ由来の滑膜細胞を用いたIL-16刺激によるサイトカイン産生の影響を検討した。現在、同様に変形性関節症由来の滑膜細胞を用いてIL-16刺激によるサイトカイン産生の影響を検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は同様の刺激による細胞内リン酸化蛋白の変化を検討し、IL-16のシグナル伝達を明らかにする。また、関節炎モデルマウスを用いて血清IL-16および滑膜細胞でのIL-16の発現を検討し、関節炎の評価を行う。
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