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立体構築を兼ね備えた指向性薬物徐放系による血管シャント狭窄の新規予防法開発

Research Project

Project/Area Number 21K08816
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 55030:Cardiovascular surgery-related
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

鈴木 佑輔  東北大学, 医学系研究科, 助教 (70791698)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前田 恵  東北大学, 大学病院, 助教 (00646151)
梶山 愛  東北大学, 医工学研究科, 技術補佐員 (00872540)
伊藤 校輝  東北大学, 大学病院, 助教 (10896806)
齋木 佳克  東北大学, 医学系研究科, 教授 (50372298)
片平 晋太郎  東北大学, 大学病院, 講師 (80870138)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Keywords透析 / PAI-1阻害薬 / 薬剤徐放 / 薬物徐放 / 血管内シャント狭窄予防
Outline of Research at the Start

透析患者におけるバスキュラーアクセスは高頻度で狭窄や閉塞をきたすため、その解決法を見出すことは喫緊の課題である。本研究では、バスキュラーアクセス病変を未然に予防する方法を開発する。抗血栓薬としてのPlasminogen Activator Inhibitor-1 阻害薬(TM5441)の有する多面的効果と当研究室で開発・改良を加えてきた血管外薬物徐放システムによる局所投与法をさらに発展させた立体構築を兼ね備えた指向性薬物徐放系を開発し、新規の外用薬としてバスキュラーアクセス造設時に適用する。この治療法の安全性と有効性が確認されれば、術後遠隔期の透析治療成績の向上につながるものと考えられる。

Outline of Annual Research Achievements

近年、透析人口は年々増え増加の一途をたどっているが、透析ルートとしてのバスキュラーアクセスは作成後、高い頻度で狭窄・閉塞を呈することが問題となっている。バスキュラーアクセスのコンディション・長期開存を維持することは、長期にわたる透析療法の質、さらには透析患者の生活の質の向上につながると考えられる。
本研究では、これまで東北大学大学院分子病態治療学分野と共同研究にて使用しているPlasminogen Activator Inhibitor-1(PAI-1)阻害薬TM5441の抗血栓薬・抗
線維化作用を利用し、シャント血管(ビーグル犬血管内シャントモデル)への閉塞予防効果を判定するものである。
まずシャント血管の狭窄、閉塞につながる血行力学的要因を検討し、それを抑制するような外ステントを試作した。
TM5441の抗血栓作用はすでに実証されているが、血管内皮や平滑筋への組織学的評価(細胞増生抑制効果や平滑筋アポトーシスなど)はまだ実証されておらず、TM5441の血管内皮への薬理学的作用を分子レベルで検証中である。また同時にPAI-1阻害薬徐放フィルムを作成中である。指向性があり、かつ、多層性シート構造からなる徐放シートを作製する方針である。そのため本学創生応用医学研究センター細胞治療開発学分野からの協力を得て、作製を進めている。
In vitroでの実験を現在メインで進行させており、ビーグル犬を用いた血管シャントモデルは急性期では行ったが、動物実験施設の問題で慢性期モデルの作成には至っておらず、次年度の課題である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

動物実験室の改築、移動に伴い、実験用の動物飼育が限られた状況下であったため、慢性動物モデルの飼育が困難でありビーグル犬を用いた慢性期血管シャントモデル作成に遅れが生じている。

Strategy for Future Research Activity

今後は、TM5441の血管内皮への分子病理学的検証と並行し、遅れている動物実験(ビーグル犬を用いた慢性期血管内シャントモデル作成)も同時に進めていく方針である。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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