プロスタグランディンE受容体EP4に着目した肺静脈リモデリングの分子機序の解明
Project/Area Number |
21K08872
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55030:Cardiovascular surgery-related
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
内藤 祐次 東京医科大学, 医学部, 客員研究員 (60328466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 詩子 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (70404994)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 肺静脈狭窄症 / プロスタグランディンE受容体EP4 / 内膜肥厚 / 細胞外マトリックス |
Outline of Research at the Start |
肺静脈狭窄症は、先天性心疾患の治療成績が飛躍的に進歩した現在も治療法が確立されていない疾患群であり、その病態に内膜肥厚が関与している。内膜肥厚とは血管を構成する細胞および細胞外マトリックスの変化“リモデリング”により、血管内腔を狭窄させる病態である。プロスタグランディンE受容体EP4は、動脈管における内膜肥厚を特徴とした血管リモデリングで重要な役割が指摘されているが、本研究は、①マウス肺静脈におけるEP4シグナルを介した血管リモデリングの分子機序の解明、②ヒト肺静脈狭窄症における血管リモデリングの検討をすることで、肺静脈狭窄症の治療法開発につなげることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は,課題5.ヒト肺静脈狭窄症検体を用いた組織学的検討に関しては,肺静脈内膜肥厚部に豊富に存在する酸性ムコ多糖の免疫染色を行い,画像から定量評価を行った.課題6. ヒト前向き検体を使用した肺静脈狭窄症の分子機序の解析に関しては,十分量の検体採取が進まない状況が続いたため,新たな解析方法を他施設と共同で行う方針とした.共同研究を行うにあたり倫理再申請が必要となったが,承認を得られ,解析の準備段階である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前向き検体の十分な採取ができず,網羅的解析の方法変更が必要となり,プロトコール変更に伴う倫理申請,承認に時間を要した.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は,内膜肥厚部の発現分子網羅的解析を,新たな手法にて行う方針である.
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)
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[Presentation] 先天性心疾患における肺静脈狭窄の組織学的検討2022
Author(s)
◎Yuji Naito, Saki Iida, Tomoko Furuta, Sayuki Oka, Tomoyuki Kojima, Motonori Ishido, Hideto Iwahuchi, Akio Ikai, Kisaburo Sakamoto, Utako Yokoyama
Organizer
第58回日本小児循環器学会総会
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