Project/Area Number |
21K08949
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine (2022-2023) The University of Tokushima (2021) |
Principal Investigator |
木下 浩之 浜松医科大学, 医学部, 特任研究員 (70291490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 芳樹 浜松医科大学, 医学部, 教授 (00252198)
川人 伸次 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (60284296)
渡辺 員支 愛知医科大学, 医学部, 教授 (80281187)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 恐怖記憶 / 血管内皮機能 / 妊産婦 / 婦人科臨床研究 / 麻酔薬 / 記憶 / 不眠 / 循環障害 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、思春期で発生する麻酔薬による恐怖記憶定着(PTSDモデル動物)が不眠で修飾されるか、また、その機序に各ライフサイクルでの脳内IL-17免疫監視機構の変化が関与するかを検証する。また、PTSDモデル動物での血管内皮機能障害の機序における脳内および血管内免疫監視機構の関与を明らかにする。さらに、PTSDモデル動物の恐怖を記憶した脳が体循環異常を惹起するストレス信号伝達の機序を突き止める。最後に、周術期女性患者で不眠、精神ストレスや血管内皮機能の程度、血清や摘出臓器血管での免疫監視機構活性が、各ライフサイクル間や周術期で異なるかを臨床的に明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は研究代表者 木下浩之の科学研究費に関わる主たる研究施設を徳島大学医学部から浜松医科大学医学部へ移したのちの機器のセッティングをまず行った。次いで、申請者らが確立した現有の行動解析システム(現有)で、これまで行ってこなかった生後3週(思春期)のC57BL6マウスの麻酔薬が関与しない恐怖記憶定着を3日間連続で観察した。すなわち、初日、暗室を連結した明室に各マウスを入れ順化、2日目、マウスが明室から暗室に入室するまでを獲得時間とし、恐怖記憶定着群では暗室内で電気ショックを加える。3日目、マウスが明室から暗室に入る潜時を保続時間(恐怖記憶が強力な個体は延長)とした。これにより、麻酔薬を追加吸入させない場合でも本週齢の個体でも恐怖記憶は確実に定着することが明らかとなった。また、これに関連して搬入した行動解析システム使用時の明室の照度を変更し修正した。さらに、これら個体の記憶実験終了後に、大動脈を摘出しこれまでの我々のpreliminary dataと合致して、内皮機能障害が実際に発生しているかをまず検証する試みを行った。結果として、過去の研究結果を反映するデータが約半数えられるにとどまっており、これについては追加実験が必要と判断している。一方、婦人科患者での臨床研究では、まず正常妊婦と妊娠高血圧合併妊婦で、それぞれの血中オレキシンレベルを測定したところ、妊娠高血圧妊婦ではオレキシンレベルが有意に上昇していることが明らかとなった。本データと血管内酸化ストレスとの関係や血管内皮機能の相関を交えて追加データを取得し、本研究に関する論文を執筆する予定である。
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