Project/Area Number |
21K08972
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
石井 浩二 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40404248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大山 要 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 教授 (50437860)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 悪性腸腰筋症候群 / 筋傷害モデル / 筋紡錘 |
Outline of Research at the Start |
本研究と同様にMPSの痛みの増悪因子の解明につながるような研究は認めていないが、筋傷害と筋収縮、痛みに関する動物実験は確立しており、過去の動物実験の報告を参考に実験を進めていきたい。また、本研究で腸腰筋の障害部位と筋収縮、痛みの関連を証明できれば、直ちに臨床の場に還元できると考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き動物実験のための予備実験及び臨床データの再調整中である。本研究は自身が行っている臨床データの裏付け実験でもあるため臨床データを重要視している。本病態を来す頻度はまれであるため臨床データの症例数を増すことは容易ではないが、そのため本基礎実験の重要性があると考えている。 予備実験としてまずは、ラットの大腰筋筋内に5%の高濃度生食を注入し作出する筋傷害モデルラットの作成及び評価の実施に向けて準備中である。Thunbergらの報告(J. Thunberg, Exp Brain Res. 2002)にならって脊椎付着部側注入群(Muscle attachment:MA群)及び筋腹注入群(Muscle belly:MB群)の作成、および各群間で痛みに差が生じるかを実証するための予備実験を行っている段階である。本予備実験を滞りなく行うためにもラットを用いた筋傷害による痛みの評価を行っている研究者に意見を求めたり、実際に協力を仰ぎたいところであったが、新型コロナウイルス感染症まん延におる移動制限などもあり予定通りに進んでいない状態ではある。今後は移動制限が解除されていくことも予想されることもあり、予備実験の実施や今後の実験計画を進めていきたいと考えている。また、計画書でも述べたように本研究は臨床への即座の還元を最も重要視したいと考えているため臨床データの収集を進め、早期の論文採択へとつなげていきたいと考えている(現在論文投稿中)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の予定では初年度終了時点で予備実験(筋障害ラットの作成、筋障害部位における痛みの違いの評価を筋電図、等張性収縮力、等尺性収縮力を測定し、筋傷害部位による違いがあるかを確認するところまで行いたいと考えていたが、実験への協力依頼を予定していた研究者との連携が十分にできていないところである。新型コロナウイルス感染症まん延による移動制限などもあり予定通りに進んでいない状態ではある。今後は移動制限が解除されていくことも予想されることもあり、次年度は本計画を進めていきたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
予備実験を進めていき、次年度は予定通りの段階までの検討を行っていきたい。具体的には先に述べた予備実験を進め、筋障害部位の違いによる痛みの強さの違 いを検討する。また、筋傷害部の違いによる痛みの違いが生じる理由を病理組織作成による検討により実証したいと考えている。
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