麻酔薬による脳保護あるいは脳障害作用のメカニズム解明
Project/Area Number |
21K08980
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
柴田 勝一郎 東京医科大学, 医学部, 助教 (70869429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内野 博之 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (60266476)
河内 文 東京医科大学, 医学部, 助教 (60897932)
杉本 昌弘 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (30458963)
石田 裕介 東京医科大学, 医学部, 講師 (40805884)
小林 賢礼 東京医科大学, 医学部, 助教 (80837724)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | mitochondria / anesthetics / propofol / mPTP / Oxygraph-2k |
Outline of Research at the Start |
本研究では、数種の静脈麻酔薬について各麻酔薬暴露時のマウス脳ミトコンドリアの呼吸機能及び膨化の測定を行うことで、各麻酔薬がミトコンドリアに与える影響について比較検討を行う。得られたデータより、麻酔薬が有する脳保護作用もしくは細胞障害作用のメカニズムを解明し、より安全な周術期医療を確立する事を目的とする。また、麻酔薬を投与したマウスの脳サンプルについてメタボローム解析やDNAマイクロアレイ解析を行い、静脈麻酔薬暴露が脳細胞へ与える影響についてのより詳細な知見を得ることで、新規の麻酔法構築のための糸口を得て麻酔科学領域での安全性と信頼性を高めることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、麻酔薬による臓器保護作用と細胞障害作用に注目が集まっているが、詳細は明らかになっていない。本研究では、各種静脈麻酔薬がミトコンドリアに与える影響に主に焦点を当て、それらのメカニズムを解明することで、より安全な周術期医療を確立する事を目的とする。 今年度は、さらなる知見を得るため、ヒト由来の培養細胞を用いた実験系の構築に着手した。臨床範囲の10倍程度の濃度のプロポフォール・デクスメデトミジン塩酸塩・ミダゾラムを培養細胞に添加したところ、有意な細胞毒性が観察されたのはプロポフォールだけであり、毒性の出る濃度帯も含め、前年度までに得られた結果を後押しするものであった。
本年度中には成果の発表までには至らなかったが、来年度中の論文投稿を目指している。今年度の直接経費は主にこれらの測定に必要な試薬等の消耗品に充てられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度までの実験に加え、培養細胞の系での結果を加えることでデータの説得力を増すことができた。
今年度は他のテーマ等に時間を割くことが多く、個人的には思うように進展していないが、これまでにデータの蓄積はかなりできており、全体で見ればおおむね順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
プロポフォールによるマウス脳由来のミトコンドリアへの影響、及び培養細胞への細胞毒性のデータをまとめ、論文を投稿することを第一の目標とする。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)