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エビデンスに基づくプロゲステロンとオキシトシンによる新たな鎮痛法の提唱

Research Project

Project/Area Number 21K08996
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 55050:Anesthesiology-related
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

大下 恭子  広島大学, 医系科学研究科(医), 専門研究員 (70444700)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywordsプロゲステロン / オキシトシン / アロマターゼ阻害薬 / 術後痛 / 女性ホルモン / エストロゲン / 鎮痛法 / 慢性疼痛
Outline of Research at the Start

痛みを伴う疾患には発症頻度に性差があり、線維筋痛症、片頭痛、リウマチ性関節炎、子宮内膜症や更年期障害などは女性に多く、その痛みは女性ホルモンであるエストロゲンとの関連が多く報告されて来た。一方、最近女性ホルモンであるオキシトシンとプロゲステロンには鎮痛効果があることが報告され、研究代表者は女性の疼痛治療にはその時のホルモンバランスを考慮する必要があると考えた。
本研究の目的は、プロゲステロンとオキシトシンの鎮痛メカニズムを明らかにし、エストロゲンの関与する痛みへどのような影響を及ぼすか調べ、女性のホルモンバランスを考慮した新しい鎮痛法を提唱することである。

Outline of Annual Research Achievements

痛みを伴う疾患には発症頻度に性差があり、線維筋痛症、片頭痛、リウマチ性関節炎、子宮内膜症や更年期障害などは女性に多く、その痛みは女性ホルモンであるエストロゲンとの関連が多く報告されて来た。一方、最近女性ホルモンであるオキシトシンとプロゲステロンには鎮痛効果があることが報告され、女性の疼痛治療にはその時のホルモンバランスを考慮する必要がある。オキシトシンとプロゲステロンの鎮痛効果を細胞レベルと各種疼痛動物モデルで明らかにすること、また、エストロゲンとの相互作用を細胞レベルと疼痛動物モデルで明らかにすることによって、女性のホルモンバランスを考慮した新しい鎮痛法を提唱することが目的である。
令和5年度までの細胞レベルの実験からオキシトシンはTRPV1を抑制するが,TRPA1は抑制しなかった.プロゲステロンは,TRPV1とTRPA1両方とも抑制しなかった.プロゲステロンはミクログリア細胞株で炎症メディエータのplatelet activating factorによる細胞内カルシウムの上昇を抑制したが,オキシトシンは抑制しなかった.アストロサイト細胞株においてbradykininとcarbachol刺激による細胞内カルシウム上昇をプロゲステロンは抑制したが,オキシトシンは抑制しなかった.
動物実験においてアロマターゼ阻害薬はラットのホルマリンテストを増強した.アロマターゼ阻害薬投与によるラット術後痛モデルへの影響を検討した.皮膚切開後にアロマターゼ阻害薬の投与を行うと、術後の疼痛閾値の低下が遷延した。エストロゲンの枯渇が痛みの閾値に影響する可能性が示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

動物実験においてアロマターゼ阻害薬の投与量や投与方法について既存の投与方法があまりなく検討が必要であった.
雌雄によってアロマターゼ阻害薬の影響を検討する必要があった.

Strategy for Future Research Activity

検討したアロマターゼ阻害薬の投与量や投与法により動物実験を精力的に行う.

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] アロマターゼ阻害薬はホルマリンテストの疼痛反応を増強する2023

    • Author(s)
      片桐知明,大下恭子,田口志麻,白石成二,堤保夫
    • Organizer
      第57回日本ペインクリニック学会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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