Development of novel oligonucleotide therapy for malignant meningioma using inactivated viral particle
Project/Area Number |
21K09170
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56010:Neurosurgery-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
松田 真秀 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (30614333)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 博 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (30089784)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 不活化ウイルス粒子 / 悪性髄膜腫 / 核酸医薬療法 / miR-34a / 核酸療法 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、手術と放射線治療以外に有効な薬物療法が存在しない疾患である悪性髄膜腫に対する新規治療法の開発を目的とする。不活化センダイウイルス粒子であるHVJ-Eは、腫瘍細胞に様々な治療分子を導入できるベクターであるとともに、粒子自体が直接的腫瘍細胞傷害効果を発揮する特徴を有する。悪性髄膜腫における治療標的分子の発現を阻害するsiRNAや複数標的分子を同時に制御するmicroRNAをHVJ-Eにより腫瘍に導入することで、腫瘍増殖、腫瘍浸潤、腫瘍悪性化、腫瘍幹細胞性維持などの多角的な側面からの腫瘍制御を行う革新的核酸療法の開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の研究によりヒト悪性髄膜腫細胞株に対して抗腫瘍効果を発揮することが示された治療核酸分子であるmiR-34aを用いて、最終年度の治療実験を行った。既存の細胞株であるIOMM-LeeおよびHKBMMのみならず、初代培養細胞株においてもmiR-34a導入による抗腫瘍効果が確認された。Annexin V assayによるアポトーシス解析を行ったところ、HVJ-E単独でもアポトーシスを誘導するものの、miR-34aを導入することで治療後96時間にHVJ-E単独よりも有意にアポトーシス細胞が増殖することが明らかになった。miR-34aによるアポトーシス誘導の機序に関しては、miR-34a導入によりヒト悪性髄膜腫細胞株においてsurvivin発現が低下することが示され、survivinを介したアポトーシス誘導の可能性が示唆された。IOMM-Leeによるマウス髄膜腫皮下腫瘍モデルを用いて治療実験を行ったところ、HVJ-E+miR-34a治療群は、HVJ-E単独治療群およびPBS治療群に比べて有意に腫瘍増大が抑制されることが明らかになった。 一連の研究により、HVJ-Eはヒト悪性髄膜腫細胞に対して膜融合能および核酸分子導入能を有しており、HVJ-E単独による髄膜腫細胞増殖抑制効果がみられることが示された。さらに、悪性髄膜腫に対してHVJ-Eを用いてmiR-34aを導入することにより、survivin抑制を介したアポトーシス誘導が生じ、細胞レベルおよび腫瘍レベルでの強力な抗腫瘍効果が発揮されることが明らかになった。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)