Project/Area Number |
21K09235
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
村上 公英 和歌山県立医科大学, 医学部, 準客員研究員 (20838304)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西尾 尚子 和歌山県立医科大学, 医学部, 特別研究員 (40648359)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 椎間板再生 / 変性椎間板モデル / iPS細胞 |
Outline of Research at the Start |
現在世界中で5億4,000万人もの人々が腰痛を自覚している。腰痛の主な原因として、脊椎の椎間板変性(Intervertebral Disc Degeneration: IDD)が挙げられる。IDDの病態は加齢や外傷といった複合要因によって椎間板の保水能が失われることでの椎間板高の低下である。現状では、IDDに対する治療法は投薬やリハビリテ ーション、手術療法といった対症療法のみとなっている。本申請課題では、ヒト人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cell: iPS細胞)から分化させた脊索細胞をマウスの尾骨変性椎間板に移植し、椎間板内での機能性変化を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
現在世界中で5億4,000万人もの人々が腰痛を自覚している。厚生労働省が発表した平成28年国民生活基礎調査の概況で、男性の病気・けがの有 訴者の1位、女性では肩こりについで2位が腰痛となってい る。腰痛は生活の質に影響し、患者の社会参加を妨げるだけでなく、医療費の高騰による経済損害も甚大な問題である。 腰痛の主な原因として、脊椎の椎間板変性(Intervertebral Disc Degeneration: I DD)が挙げられる。IDDの病態は加齢や外傷といった複合要因によって椎間板の保水能が失われることでの椎間板高の低下である。現状では、椎間板変性に対する治療法は対症療法のみであり、根本的治療法はまだ確立されていないため再生治療に期待がかかっている。 成人髄核細胞には再生能がないため、椎間板形成能をもつ前駆体の中で脊索細胞が椎間板再生において理想的と考えられている。本申請課題では、ヒト人工多能性幹細胞(induc ed Pluripotent Stem Cell: iPS細胞)から分化させた脊索細胞をマウスの尾骨変性椎間板に移植し、椎間板内での機能性変化を評価する。 まず、iPS細胞から脊索細胞への分化誘導を行う。留学先で得たiPS細胞からの脊索細胞の分化プロトコルを用い、分化誘導する。次に、この細胞を移植する先の変性椎間板モデルを作成する。マウスの尾にKwireを挿入し、椎間板に圧迫による変性が生じるように固定を行 う。固定後4週間で移植処置を開始する。 変性したマウス尾骨椎間板にiPS細胞から分化誘導した脊索細胞をHydrogelと混合し33G針で注入する。注入後1,2,4週間目に単純X線で椎体高の 低下の程度をDisc Height Index(DHI)を用い判定する。また尾骨椎間板を採取した後に組織切片をH&E染色、サフラニン-O-対比染色、髄核細胞 のマーカー遺伝子を用いた免疫染色を行う。未処置の健常椎間板と比較し、総合的に組織学的変化、修復の評価をする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究施設内でのiPS細胞を取り扱うhoodの清潔野を確保できておらず現在修理をしており、実行できていない。また他院での診療を行なっている関係からまとまった時間を確保できてないことが原因と考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは、マウスの椎間板変性モデルを作成し、その変性椎間板に細胞注入を試行する。 また併せて学術活動(学会参加、発表など)に参加する。
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