Project/Area Number |
21K09438
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56030:Urology-related
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
谷口 久哲 関西医科大学, 医学部, 講師 (90460815)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 禎之 関西医科大学, 医学部, 講師 (50447926)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 精子 / 膿精子症 / 細胞外フラックス解析 / ミトコンドリア |
Outline of Research at the Start |
本研究は、ヒト精子のミトコンドリアにおける酸素代謝を指標とした、新たな精子品質評価技術を確立する事、さらに品質別にみた精子ミトコンドリアの形態的特徴を検討し、精子の品質管理を目的とした添加物の有用性を検証する事である。従来の品質評価基準である運動率・生存率等の機能検査指標に加え、ヒト精子のミトコンドリアにおける酸素代謝を指標とした新たな定量的かつ客観的評価手法を、細胞外フラックス解析を用いて確立する。さらに品質別にみたヒト精子ミトコンドリアの形態学的変化の特徴を明らかにし、抗酸化剤やミトコンドリアのエネルギー代謝に関わる物質が、精子運動性/ミトコンドリアの形態維持に与える効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ヒト精子のミトコンドリアにおける酸素代謝を指標とした、新たな精子品質評価技術を確立する事。さらに、品質別にみた精子ミトコンドリアの形態的特徴を検討し、精子の品質管理を目的とした添加物の有用性を検証する事である。これまでの研究で解析プレートのコーティング基剤、および解析培地組成の最適化についての知見を得ることでヒト精子における、精子ミトコンドリアの細胞外フラックス測定系の構築に成功し、論文化した。(Taniguchi et al. BMC Research Notes 2022)実臨床における精子品質評価において、次に課題となったのが、精子を含む精液全体の環境であった。そこで、精液中にある一定量の白血球を含む「膿精液症」とそれ以外の精液中のマイクロバイオームについて新たな検討を行った。ナノポアシークエンシングを用いたマイクロバイオーム解析において、精液のマイクロバイオーム解析に適した手法の確立を行った。そして、Pilot studyの結果から、健常精液マイクロバイオームではStreptococcus属が多く存在し、膿精液症マイクロバイオームにおいてはStreptococcus属以外の菌が独自のマイクロバイオームを形成していることが示唆された。今後更なる症例数の検討から、膿精液症のマイクロバイオームの実態を明らかにしていきたい。
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