Project/Area Number |
21K09462
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
築地 謙治 東北大学, 大学病院, 特任講師 (40528155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 昌利 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00451584)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 子宮内炎症 / 早産 / モデルマウス / microRNA / サイトカイン / 診断マーカー |
Outline of Research at the Start |
絨毛膜羊膜炎(CAM)において、母児に炎症所見がみられるのはまれであり、多くは早産という結果に至るまで無症状である。また、必ずしも白血球数やCRPが異常値を示すわけではない。臨床において早期に子宮内感染を捉え、治療を行うことは早産等を回避するためには非常に重要なことである。本研究では、子宮内炎症モデルマウスを用いて、サイトカインおよび、microRNAを対象とし幅広く子宮内炎症の早期予測マーカーを探索する。また、侵襲を伴う羊水では無く、より低侵襲な末梢血中から探索することを目的としている。さらに、本研究の結果から、子宮内炎症を早期に鎮静化する有効な治療戦略を開発することも本研究の目的である。
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Outline of Annual Research Achievements |
当初2023年度の計画では、本研究にて作成した子宮内炎症モデルマウスの末梢血中のmicroRNAの網羅的解析を行う予定であった。microRNAの網羅的解析を行うべく、モデルマウスおよびコントロールマウスの母獣から末梢血を採取し、RNA抽出を行ったが、microRNAの網羅的解析が可能であるRNA量を十分に確保することが困難であることが判明した。採血の方法や抽出方法等いくつか改善を試みたものの、microRNAの網羅的解析を可能とする十分量の回収には至らなかった。このことから、当初の予定とは異なるものの、発想を切り替え、直接末梢血を見るのではなく、子宮内炎症(絨毛膜羊膜炎)の組織学的診断に用いられる胎盤に着目し、胎盤におけるmicroRNAを網羅的に解析することで、その変化が末梢血中でも同様に起きているかをPCRにて確認する逆転の発想で進めることとした。2023年度は上記モデルマウスおよびコントロールマウスの母獣の末梢血からのRNA抽出の検討に加え、実際に同じモデルマウスおよびコントロールマウスの母獣の胎盤からRNAの抽出を試み、解析に十分量のRNAが抽出できることを確認した。一方で、2023年度は研究代表者の疾病による療養で計画が十分に遂行できなかった背景もあり、2023年度が最終年度であったが次年度の研究期間の延長を行った。よって、モデルマウスおよびコントロールマウスの母獣の胎盤のmicroRNAの網羅的解析は2024年度に実施する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度は研究代表者が手術・入院を必要とする疾病療養を余儀なくされ、十分な研究機関の確保を行うことができなかった。実績の概要でも記載したが、研究期間の延長を行い、遅れている研究計画については2024年度に継続して行うこととした。
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Strategy for Future Research Activity |
前述の通り、研究計画に遅れが生じているため2024年度に期間を延長し遂行させていただく。2023年度に判明した末梢血からのRNAの収量問題は、胎盤を用いることで十分量確保できることを確認しているため、2024年度ではそのRNAを用いたmicroRNAの網羅的解析を行う予定である。
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