Project/Area Number |
21K09590
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
光吉 亮人 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30792626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 朝則 東京慈恵会医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10771181)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | スギ花粉米 / ハイブリッドペプチド / 7Crp / 好塩基球活性化試験 / アレルゲン免疫療法 / ペプチド免疫療法 / T細胞エピトープ / スギ花粉症 |
Outline of Research at the Start |
スギ花粉症は患者数が多く国民病と言われ、普及している治療法は抗アレルギー薬などの保存的治療である。そのため根治的治療のアレルゲン免疫療法は注目されているが副作用や治療の継続等の問題点もあり、副作用がなく継続性の高い治療法の確立が期待されていた。 「スギ花粉米」は免疫療法を応用したメカニズムで、普段通り米を食べるだけで花粉症症状を改善することが期待されている。これまでの我々の研究で、「スギ花粉米」の摂取に関連する副反応は出現せず、臨床症状の改善を期待できる結果が得られた。今後の実用化に向け、本研究では多くの症例のスギ花粉症患者の末梢血を用いて「スギ花粉米」の安全性と免疫学的有効性を評価したい。
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Outline of Annual Research Achievements |
スギ花粉症の治療法は、抗アレルギー薬による対症療法が普及しています。しかし、これは保存的療法で根治的な治療ではありません。現在ある唯一の根治的治療は、アレルゲン免疫療法で有効性の高い治療ですが、副反応などのリスクもあります。そのため、有効性が高く、副作用のない根治的な治療法が期待されています。 本臨床試験は、副作用のないスギ花粉症の症状緩和のアプローチとして、「スギ花粉米」という国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構と共同で開発された遺伝子組み換え米の安全性や有効性を調べることを目的としています。ペプチド免疫療法を応用したメカニズムと、食物を利用した希少性タンパク質の大量合成という新しい技術を用いて食べるワクチンの実用化を目指しています。 実用化に向けて、安全性を確保するための研究を目的として、「スギ花粉米」抽出物との反応性やタンパク質の網羅的解析により、安全性と有効性および有効性の高い患者を選択するための物質を明らかにすることで、より安全で有効な使用法の開発の基盤となるデータを得ることを目的としています。 現在研究の基盤はほぼ確立しており、今後被検者を増やしていきデータをまとめていきたいと考えております。得られたデータが当初の見込み通り安全性や有効性があるかどうかを確認するとともに、近年さらに注目されてきているスギ花粉症に対してはこの研究を足掛かりとして新たな治療法を確立していきたいと思っております。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究を取り巻く環境の変化もあり、資材の搬入遅延や被検者の選定遅延がおこりそれが現在まで影響していると考えます。今後は遅延を取り戻せると考えています。
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Strategy for Future Research Activity |
被検者のさらなる選定とデータの蓄積をすすめていきます。 当初の予定通りのデータ量となったら論文化や学会発表を行う予定です。
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