Project/Area Number |
21K09647
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 亜矢子 (中目亜矢子) 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (00737736)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 徹 東北大学, 医学系研究科, 教授 (30282122)
小川 武則 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50375060)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 唾液腺癌 / 頭頸部非扁平上皮癌 / オルガノイド / トランスレーショナルリサーチ / オミックス解析 / 個別化医療モデル |
Outline of Research at the Start |
頭頸部に発生する多種多様な悪性腫瘍の総称である、頭頸部非扁平上皮癌に対して、根治・長期延命を目指せる薬物療法は確立されていない。その要因として研究資材となる培養細胞が存在しないことがあげられる。 本研究では、患者由来の多種多様な頭頸部非扁平上皮癌に対応したオルガノイド培養法を確立した上で、個別にオミックス解析・ドラッグスクリーニングを行い、有効な個別化医療法を確立する。また、多種多様な癌腫を含んだオルガノイドライブラリーを作成・解析することで、頭頸部非扁平上皮癌の早期発見や腫瘍増殖、治療感受性予測に有効な新規バイオマーカー、新規分子治療標的の同定を行う。研究資材提供の観点での有用性も期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
頭頸部に発生する多種多様な悪性腫瘍の総称であり、発生頻度の低い頭頸部非扁平上皮癌に対しては、根治・長期延命を目指せる薬物療法は確立されていない。 その要因として研究資材となる培養細胞が存在しないことがあげられる。 本研究では、患者由来の多種多様な頭頸部非扁平上皮癌に対応したオルガノイド培養法を確立した上で、個別にオミックス解析・ドラッグスクリーニングを行い、有効な個別化医療法を確立する。また、多種多様な癌腫を含んだオルガノイドライブラリーを作成・解析することで、頭頸部非扁平上皮癌の早期発見や腫瘍増殖、治療感受性予測に有効な新規バイオマーカー、新規分子治療標的の同定を行う。研究資材提供の観点での有用性も期待される。 本研究はこれまで樹立されていない頭頸部非扁平上皮癌のオルガノイド培養方法を確立し、昨今臨床的に導入されたゲノム診断に基づいた個別化医療の有効性を患者投与前に検証可能なモデルとして導入するトランスレーショナルリサーチとして、頭頸部癌診療に新たな方法を提供するものである。そこで、①患者由来頭頸部非扁平上皮癌オルガノイド培養法の確、②オミックス解析やドラッグスクリーニングから新規治療薬・バイオマーカーの同定、③オルガノイド培養とオミックス解析を組み合わせた個別化医療法開発を目的として研究を行う。 唾液腺癌24名から得た病理検体を用いて、オルガノイド培養および単層培養を行った。それぞれ70.8%および62.5%の確率で培養が可能だった。オルガノイドは、元の腫瘍の病理組織学的および遺伝子プロファイルのほとんどを保持しており、今後の個別化医療選択の可能性を示唆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
頭頸部非扁平上皮癌は、稀少癌であり、症例の蓄積に時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
頭頸部非扁平上皮癌は、稀少癌であり、さらなる症例の蓄積を継続する必要がある。 また、オミックス解析、オルガノイド培養細胞株を用いた個別の治療感受性の評価、各癌腫ごとのエフェクター分子の同定などを進めながら、得られた知見を報告する予定である。
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