Project/Area Number |
21K09727
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
大内 亜由美 順天堂大学, 医学部, 准教授 (80645664)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 網膜3次元培養 / マイクログリア / 糖尿病網膜症 / 網膜オルガノイド / 網膜3次元培養 |
Outline of Research at the Start |
本申請課題は、本邦の失明原因の第3位である糖尿病網膜症の病態解明を目指し、ヒト糖尿病網膜症における高血糖による網膜炎症およびニューロン障害をモデル化するために、ヒトiPS由来網膜オルガノイドと同マイクログリアの共培養系を用いて、高グルコース条件下でのマイクログリアの活性および網膜ニューロンへの影響について多角的網羅的に解析を行い、糖尿病網膜症の発症進展に関わるマイクログリア・ニューロン相関の解明に挑戦する。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年われわれが確立したヒトiPS細胞由来網膜オルガノイドとヒトiPS細胞由来マイクログリア前駆細胞を共培養し作成した新規共培養モデルを用いて、培養条件に様々な刺激を加えることで、糖尿病網膜症環境を模倣し、シングルRNAシークエンシング解析を行うことで、糖尿病網膜症環境におけるマイクログリアとニューロンの相関を解析した。 まず、HIF-PH阻害剤であるDimethyloxalylglycine (DMOG)を培養液に添加し、マイクログリアを含むオルガノイドと含まないオルガノイドでの虚血網膜環境におけるマイクログリア・神経相関を検討した。その結果、マイクログリアが共培養されている網膜オルガノイドとマイクログリアを含まない網膜オルガノイドでは網膜ニューロンにおける病態にかかわる様々な遺伝子の発現に差があることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
シングル細胞RNAシークエンシング解析に向けた条件検討、調整に予定以上の時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
シングル細胞RNAシークエンシング解析の結果から、糖尿病網膜症環境におけるマイクログリアとニューロンの相関に関してバイオインフォマティクスを用いて解析し、糖尿病網膜症の病態に大きく影響する神経グリアユニットの機序解明、および神経保護、または障害に働くマイクログリアの極性分子に関して治療ターゲットとして応用を目指していく。
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