• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

パーキンソン病初期におこる嚥下障害発生機序の解明

Research Project

Project/Area Number 21K09853
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 57020:Oral pathobiological science-related
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

佐藤 匡  東北大学, 歯学研究科, 講師 (40637964)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords嚥下障害
Outline of Research at the Start

嚥下障害は、低栄養や誤嚥性肺炎などを引き起こすことがあり、超高齢社会においては重要な問題となることもある。パーキンソン病は高齢者に多く発症する病気のひとつであり、その初期から嚥下障害が発症することが知られている。しかし、嚥下障害の発生メカニズムについては詳細に知られていない。そこで本研究では、モデル動物を使用し、パーキンソン病における嚥下障害の発生機序の解明を目指す。

Outline of Annual Research Achievements

嚥下障害は、低栄養や誤嚥性肺炎などを引き起こす原因になるため、超高齢社会においては重要な問題となることもある。パーキンソン病は高齢者に多く発症する病気のひとつであり、脳内のニューロンの細胞体にalpha-synucleinが異常に凝集することが知られている。また、パーキンソン病ではその初期から嚥下障害が発症することも知られている。これまでに、ノーマルの動物を用いた研究で、迷走神経や舌咽神経の神経節の一次感覚ニューロンにalpha-synucleinが発現しており、咽頭やその周囲にalpha-synuclein陽性神経線維が分布していることを報告してきた。そこで本研究では、パーキンソン病における摂食嚥下障害の発生メカニズムの解明を目的としている。昨年度までにalpha-synuclein陽性神経線維が唾液腺内に広く分布し、唾液腺の種類によってalpha-synuclein陽性神経線維の分布が異なっていることを報告してきた。そこで本年は、蛍光三重染色法により、唾液腺での分布の違いを明らかにした。まず、顎下腺と舌下腺を比較すると顎下腺のほうがalpha-synuclein陽性神経線維が豊富に分布しているが、唾液を分泌する腺房細胞との接触点は舌下腺の方が多いことを明らかになった。さらに、唾液腺に分布するalpha-synuclein陽性神経線維の由来を明らかにするために逆行性神経トレーサーを用いて調べたところ、その一部は上頸神経節に由来しており、上頸神経節のニューロンでalpha-synucleinの発現が確認された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナ禍の影響により、初年度より一部の実験に遅れがみられており、本年度も実験の一部と研究発表を延期することとなったため。

Strategy for Future Research Activity

本年度延期した実験を実施するとともに研究発表をおこなう予定である。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi