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高純度ヒト口腔間葉系幹細胞・造血系幹細胞のシンプルな分離法と均一細胞治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 21K09959
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 57040:Regenerative dentistry and dental engineering-related
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

中川 種昭  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00227745)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森川 暁  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00424169)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Keywords間葉系幹細胞 / 間葉系間質細胞 / 造血幹細胞 / ヒト間葉系幹細胞 / ヒト造血系幹細胞 / 抜去歯 / 口腔組織幹細胞 / 造血系幹細胞 / 歯髄幹細胞
Outline of Research at the Start

本研究は、医療廃棄物であり、毎日歯科医療機関で破棄されている抜去歯から、純化幹細胞を分離し、げっ歯類から大型動物を用いた組織再生メカニズムを免疫組織学的手法と画像解析によって明らかにし、均一化された幹細胞による安全で確実な歯髄幹細胞療法を確立する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の最終目的は医療廃棄物である抜去歯から、単一ポジティブマーカーを指標に、ヒトMSCsとヒトHSCsを分離し、その安全性と有効性を評価し、持続可能かつ安定した細胞治療製品の開発、実現である。骨髄MSCsの単独予期的分離マーカーとしてCD73が注目されている。ヒト骨髄のCD73+細胞はMSCsマーカーであるCD29, CD44, CD90, CD271, Leptin receptorが高発現していることを確認している。
マウスおよびラットの硬組織欠損モデル作製と移植方法の確立・術後組織反応の評価
対象とする硬組織疾患は1)歯槽骨・顎骨欠損および薬剤関連顎骨壊死、2)唇顎口蓋裂に対する腸骨移植代替療法、3)良性腫瘍・顎骨嚢胞・顎骨壊死切除後の腸骨移植代替療法、4)脊椎椎体骨折や大腿骨頭壊死症などを想定している。これまで確立したマウスおよびラットの歯周病モデル、薬剤関連顎骨壊死モデル、頭蓋骨欠損モデルにて評価する。
間葉系幹細胞に関して。余剰検体として注目しているのは口腔インプラントの2次手術時の角化組織増大術の際に用いる結合組織移植片である。余剰な結合組織移植片をトリミングする際に生じる余剰組織片を検体として、間葉系幹細胞・間質細胞の細胞供給源となり得るかについて、in vitroにて検証している。
造血幹細胞に関して。本研究課題の実験実施によって、ヒト歯髄組織には造血幹細胞がほとんど存在しないことが明らかとなった。同じ口腔組織の廃棄検体からの幹細胞分離のコンセプトはそのままに、顎変形症の骨切り術にて生じる余剰検体からヒト造血幹細胞分離を検証している。現在検体処理のプロトコールを確立中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

間葉系幹細胞に関して
1本の抜去歯からヒト歯髄組織を処理して目的の細胞をマーカー分離するためには、ある程度の細胞数が必要であることがわかった。
造血幹細胞に関して
これまでの実験によるヒト抜去歯の解析から、ヒト歯髄組織には造血幹細胞がほとんど存在しないことが明らかとなった。同じ口腔組織の廃棄検体からの幹細胞分離のコンセプトはそのままに、顎変形症の骨切り術にて生じる余剰検体からヒト造血幹細胞分離を検証している。現在検体処理のプロトコールを確立中である。

Strategy for Future Research Activity

間葉系幹細胞に関して
数人から数本の歯の歯髄細胞をプールすれば細胞表面マーカーによる解析と分離が可能なこともわかったが、最終的な実臨床への応用を考慮すると、現実的はアプローチではない。余剰検体として注目しているのは口腔インプラントの2次手術時の角化組織増大術の際に用いる結合組織移植片である。余剰な結合組織移植片をトリミングする際に生じる余剰組織片を検体として、間葉系幹細胞・間質細胞の細胞供給源となり得るかについて、in vitroにて検証している。
造血幹細胞に関して
「口腔組織検体からの幹細胞分離」のコンセプトはそのままに、口腔組織由来の造血幹細胞同様に余剰検体からの間葉系幹細胞・間質細胞の分離とその応用へと、細胞供給源の部分を変更した。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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