Project/Area Number |
21K10011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
上田 貴之 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (20366173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竜 正大 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (20549985)
齋藤 壮 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (30843560)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 有床義歯 / 術後管理 / CAD/CAM / 三次元造形義歯 / Streprococcus sanguinis / 義歯床用レジン / 可撤性義歯 / 義歯清掃法 / 義歯洗浄剤 / 床用材料 |
Outline of Research at the Start |
本研究期間で、口腔内で積層造形義歯の表面に付着する細菌叢を明らかにし、それらの除去に必要な器械的・化学的清掃方法の検討を行う。また、それらによる表面性状への影響を検討し、劣化の少ない方法を明らかにする。 それらにより、積層造形義歯装着者の口腔内の衛生環境を良好に保ち、積層造形義歯の劣化を防ぐことで義歯の耐久期間を延長することができると期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
CAD/CAM法に使用される義歯床用材料に対して機械的清掃や化学的清掃を行った際の表面粗さへの影響を検討した。積層造形法(Printed)、ミリング法(Milled)、圧縮填入法(Conventional)の3種の製法を設定し、それぞれの製法で試料を製作した。機械的清掃の義歯床用材料に対する影響の評価として、義歯ブラシを装着した歯ブラシ摩耗試験機で50,000サイクルおよび100,000サイクルの刷掃試験を行った。化学的清掃の義歯床用材料に対する影響の評価として、各材料の試料を6個ずつ次亜塩素酸系(HA)、中性過酸化物系(P)、アルカリ性過酸化物系(AP)の義歯洗浄剤と水道水(W)への浸漬試験を行った。試料を8時間浸漬後に水洗することを1サイクルとし、180サイクル行った。本実験結果より、CAD/CAM技術によって製作されたレジン試料は機械的清掃や化学的清掃によって表面粗さが大きくならないことが明らかとなり、積層造形法やミリング法で製作した義歯に通常通りの清掃を行うことができることが示唆された。 また、積層造形法、ミリング法で製作された義歯床用レジンへの唾液処理下および非処理下におけるStreptococcus sanguinis, Staphylococcus aureus, Candida albicansの付着性を検討した。唾液非処理下で、ミリング法および DLP 法のレジンへの微生物付着は加熱重合型レジンに比べて高く、C. albicans および S. aureus の Polyjet 法レジンへの付着性は製法間で最も高かった。しかし,S. sanguinisの付着は唾液処理後では従来の加熱重合型レジンと同程度であった.S.aureus 付着性は DLP 法でわずかに変化し、C. albicans 付着性には影響がなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究期間の当初にコロナ禍の影響で研究の実施、臨床研究の実施に制約があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度に研究期間の延長を行い、可能な範囲で未実施の研究部分を行う。
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