Project/Area Number |
21K10075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
清水 真弓 (吉野真弓) 九州大学, 大学病院, 講師 (50253464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 和俊 九州大学, 大学病院, 講師 (20346802)
森山 雅文 九州大学, 大学病院, 助教 (20452774)
大山 順子 九州大学, 大学病院, 講師 (70294957)
徳森 謙二 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40253463)
荒木 和之 昭和大学, 歯学部, 教授 (50184271)
河津 俊幸 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (20294960)
木瀬 祥貴 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (30513197)
高木 幸則 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (30295084)
筑井 朋子 (白石朋子) 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (80580472)
林 孝文 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80198845)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | IgG4関連唾液腺炎 / ミクリッツ病 / IgG4-DS / 超音波 / 診断 / エラストグラフィ / 標準化 / 非侵襲 / IgG4関連涙腺・唾液腺炎 / 診断基準 / 超音波診断 / 多施設共同研究 |
Outline of Research at the Start |
IgG4関連涙腺・唾液腺炎では顎下腺に特徴的な超音波像が認められる。 本研究では顎下腺超音波検査に精通した歯科放射線科中心の多施設で、診断者の標準化の必要性の有無、エラストグラフィやAI診断の導入による診断の簡便化の成否、パワードプラ法での血流の多寡による予後判定の成否などを検討し、顎下腺超音波診断の正診率をより一層向上させ、本邦のみならず、国際的なIgG4-DSの診断基準に非侵襲的な顎下腺超音波検査を導入する基盤を確立することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
我々はIgG4 関連疾患のひとつである両側涙腺・顎下腺の腫脹を主徴候とするIgG4関連涙腺・唾液腺炎( IgG4関連ミクリッツ病, IgG4-DS)でその顎下腺に特徴的な超音波像が認められること、血清IgG4値に顎下腺超音波検査を加えると高い正診率が得られることなどを報告してきた。IgG4-DSに特徴的な顎下腺超音波像はシェーグレン症候群の微細な像と異なり、比較的容易に検出される像ではあるが、この項目をIgG4-DSの診断基準の1項目として採用するには、1. 診断者の標準化の必要性の有無、2. エラストグラフィによる診断の簡便化の成否、3. AI診断の導入による診断の簡便化の成否、4. パワードプラ法での血流の多寡による予後判定の成否 の更なる検討が必要であると考える。本研究では顎下腺超音波検査に精通した歯科放射線科中心の多施設で上記4点について検討し、顎下腺超音波診断の正診率をより一層向上させ、本邦のみならず、国際的なIgG4-DSの診断基準に非侵襲的な顎下腺超音波検査を導入する基盤を確立することを目的としている。 令和4年度は引き続き圧力センサの開発を行なった。エラストグラフィの画像や計測値は加えた圧力によって変化することが知られている。本研究では撮像時に圧力センサを用いることで、画像撮像時にかかる圧力を一定の範囲にすることを試みる。前年度の装置よりさらに小さいものにするため装置の支持体をステンレスプレートに変更し、それに弾きバネとスライド抵抗を固定し、それぞれとステンレスの可動板を接続した。可動板を動かすと弾きバネが伸び、抵抗値が増加するが、全体に定電圧をかけてその変化量を電圧として測定した。加えた力とディジタルパネルの表示はリニアの関係であった。よって、圧力センサのプロトタイプの開発に成功したと言える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度から取り組んできた圧力センサは、試行錯誤の末にようやく完成できた。だが、患者に応用するレベルには到達してない。 圧力センサの開発に時間を取られ、その他の検討項目まで手が回らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本来の主目的であった診断者の標準化について、症例画像の配布と診断結果の収集を行う。厚労省のミクリッツ病分科会と共同で行う。 臨床データに関しては新しい症例の蓄積と並行して、retrospectiveに血流の多寡と予後の関連を調べる。
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