Project/Area Number |
21K10084
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
喜名 振一郎 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (40422422)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金城 貴夫 琉球大学, 医学部, 教授 (30284962)
喜名 美香 群馬大学, 医学部附属病院, 医員 (80578914)
宮本 昇 札幌医科大学, 医学部, 助教 (80749565)
川端 麗香 群馬大学, 未来先端研究機構, 講師 (90721928)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | 術前メトロノーム化学療法 / 頭頸部癌 / メトロノーム化学療法 |
Outline of Research at the Start |
低容量頻回投与に基づく化学療法(Metronomic chemotherapy: メトロノーム化学療法)は、術前や術後に補助療法として用いることで、口腔癌患者の生存率が有意に改善することを申請者を含む多くの研究者が報告している。申請者は、、高分化型腫瘍はメトロノーム化学療法耐性であることを示している。本研究の学術的な問いは、メトロノーム化学療法耐性機構のメカニズムをRTKの活性化という視点から解明することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
メトロノーム化学療法は、低容量頻回投与で施行される化学療法である。幅広く使用されている化学療法であるが、その耐性機構に関しては不明な点が多い。我々は、今回当施設で行なったbleomycin 併用5-FU プロドラッグを用いた術前メトロノーム化学療法の口腔癌に対する第I/II 相試験の結果を報告した。高分化型口腔扁平上皮癌は低中分化型と比較して、有意にメトロノーム化学療法耐性であった。TCGA のデータを用いて、頭頚部扁平上皮癌患者のうち、高分化型でどのような分子が高発現しているか検討した。受容体型チロシンキナーゼEphA4 は分化度が高くなるほど高発現していた。TCGA (The Cancer Genome Atlas) のデータを用いてupstream regulator analysis を行なった結果、EphA4 の発現が、mTORC1 やT 細胞活性化と負の相関を有していることが明らかになった。EphA4 ブロッキングペプチドを用いて、高分化型口腔扁平上皮癌細胞株を刺激したところmTORシグナル が活性化していた。CD8陽性T細胞は、低中分化型腫瘍の方が、高分化腫瘍と比較して浸潤していることがTCGA のデータ解析より判明した。高分化型腫瘍周囲は、免疫細胞が枯渇したcold tumor の性質を有している。さらに、EphA4ブロッキングペプチドは、抗がん剤とともにがん細胞に加えることにより相乗的ながん細胞死が誘導された。高分化型腫瘍は、免疫細胞が枯渇した腫瘍微小環境を有し、その原因としてEphA4 が関与していることが示唆された。
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