Project/Area Number |
21K10089
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
吉村 仁志 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40362917)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 口腔癌 / 増殖因子受容体 / カテキン |
Outline of Research at the Start |
A.口腔扁平上皮癌細胞株におけるEGCGによるUPS標的蛋白質の同定,B.標的蛋白質分解に関する分子機構の解明,C.マウス腫瘍移植モデルにおける標的蛋白質分解を介した増殖抑制の評価,D.EGCGとボルテゾミブ(プロテアソーム阻害剤)の併用療法の検討を行う.
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Outline of Annual Research Achievements |
In vivoの実験として,口腔扁平上皮癌細胞株のマウス腫瘍移植モデルに対して,カテキンの一種であるEpigallocattechin -3-gallate: EGCGの腫瘍増殖抑制 効果を再度検討した.腫瘍の大きさが不安定であった点に対して,鎮静を行った上で,皮下に口腔扁平上皮癌の細胞株であるHSC-3をマトリジェルと混和し, ヌードマウスの背部に移植し(100万個),コントロール群とEGCG投与群に分けた.鎮静をすることにより,マウスが動かず腫瘍細胞の移植が安定して実施することが可能であった.EGCGは腹腔内への投与経路を選択し,週2回腫瘍の大きさとマウスの体重を測定し,1か月後にマウスから癌組織を取り出し,4% PFAで固定後,パラフィ ン切片を作製した.EGCGを1.5mg/bodyを週2回で腹腔内投与した場合には,腫瘍体積の評価において腫瘍細胞の増殖は抑制されていた.また,増殖 の評価としてKi67による免疫染色を行ったところその増殖は抑制されていた.現在は,血管新生について血管内皮細胞のCD31の免疫染色を行うと伴に,血管内皮増殖因子受容体の発現状態について検討中である. In vitroの実験として,HSC3細胞株(ヒト舌扁平上皮癌)とHSC4細胞株(ヒト舌癌)に対する EGCGの作用 を細胞活性試験(MTS assay)で評価したところ,濃度依存的に細胞増殖を抑制した.現在,VEGFの発現に対する影響をmRNAとタンパク発現レベルで検討中である.また,HSC-3細胞を用いて,EGCGによる標的蛋白質のユビキチン・プロテアソーム系(ubiquitin proteasome system: UPS)による分解が,情報伝達機構にどのように影響を与えるか検討するため,EGCGによるUPS標的蛋白質のスクリーニングをProteome Profilerヒトユビキチンアレイ(R&D Systems, Inc)を用いた解析により,検討する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和5年度は,研究に携わっている大学院生が交通外傷により長期的な入院とリハビリを余儀なくされたために,実験に遅れが生じている.
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は,研究に割く時間が比較的あるため,予定の実験が遂行できるように取り組んでいく.また,研究に携わっている大学院生が,リハビリ入院を経て,令和6年4月より除々に研究業務に取り組める状況となっており,適宜大学院生にも研究協力を依頼する予定である.
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