Project/Area Number |
21K10161
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57070:Developmental dentistry-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
光畑 智恵子 広島大学, 医系科学研究科(歯), 准教授 (10335664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩本 優子 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (00748923)
香西 克之 広島大学, 医系科学研究科(歯), 名誉教授 (10178212)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 小児 / ストレス / ドーパミン受容体 / 発達 |
Outline of Research at the Start |
脳の形成・発達の時期である胎児期から幼少期に受けたストレスが後年に発症した病態に関連することが知られている。本研究では、出生早期に母子分離を行うことでストレス負荷されたマウスにおいてdopamine受容体の発現に差があったことをベースにし、その発現制御機構を解明することで、早期ストレスの影響を明らかにしたいと考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
脳の形成・発達の時期である胎児期から幼少期に受けたストレスが後年に発症した病態に関連することが知られている。本研究では、出生早期に母子分離を行うことでストレス負荷されたマウスにおいてdopamine受容体の発現に差があったことをベースにし、その発現制御機構を解明することで、早期ストレスの影響を明らかにしたいと考えている。 幼若期のストレス応答において、行動変容とdopamine神経系の係わりを明らかにするためdopamine receptor発現への変化について検討を行った。マウスを用いて幼若期ストレスとして出生早期に母子分離を行い、母子分離群をストレス群、非母子分離群を対照群とした。5週齢時に行動量と両群マウスより線条体・中脳を摘出し、dopamine receptor D1R, D2RのmRNA発現量についてRT-PCRにて解析を行った。行動量は対照群に比べ、ストレス群で増加傾向にあった。 dopamine receptor D1R, D2RのmRNA発現量についてRT-PCRの結果から、ストレス群で線条体において発現量の減少傾向が認められた。行動量に関してはストレス群では対照群より増加するマウスと逆に低下するマウスもいたことから例数を増やして個々での検討の必要性が明らかとなった。またD2Rについてはshort とlongの2種類の発現があることからそれぞれでの発現についての検討を行った。ストレス群でD2のshortの発現量が多少増加している傾向が認められた。D1R、D2Rの調整に係る可能性のあるDARPP-32の発現について検討を行ったところ明らかな傾向が認めらなかったことから、培養細胞の系を用いて、発現の状況について検討する準備を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度、学生教育に関わる新たな業務を引き継いで行うこととなったため、研究に使える時間が大幅に減少したことから、計画が進まなかったことが原因となった。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度スタートした業務も2年目となり、慣れてきたことと昨年度ほどの業務が予定されていないことから、今年に比べ研究に使用できる時間の確保ができると考えている。本年度予定していた研究計画に準じ、マウスを用いる系のみでなく、培養細胞を用いる系を利用することで、vitro, vivoから研究を推進していく予定としている。
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