Making of a dental medical examination and treatment guideline to an old patient heading to a final stage in a life
Project/Area Number |
21K10221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
菊谷 武 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (20214744)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 賢晃 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (20409246)
白野 美和 (丸谷美和) 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 准教授 (60318558)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 人生の最終段階 / 高齢者歯科医療 / 診療指針 / 高齢者 / 歯科 / リスクマネジメント |
Outline of Research at the Start |
人生の最終段階において特有の条件を持った高齢者の50名の口腔内の状況を収集し、ワークショップ形式の検討会を開催する。ここでは、リスクマネジメント手法を用いてリスクの明確化、リスク分析、リスク評価を行い、リスクに対応する。モニタリングとして、1年間にわたり予後を口腔内の局所の問題、高齢者の生活の質の問題、栄養状態、介護負担度、予期せぬ不快事項の発生などを指標に検証を行う。これにより、想定通りの結果、想定外の結果を収集しリスクの優先順位の見直しや治療方針の変更など、再評価のサイクルを回し、指針のブラッシュアップを行う。これにより、「人生の最終段階に向かう高齢期患者に対する歯科医療指針」を作成する。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢者歯科医療の現場における回復の見込みのない運動機能障害や認知機能障害により咀嚼障害を呈した患者に対して、どのような治療方針を立案するべきかという問題に対して、ワークショップの開催を行った。そのなかで、1)義歯製作にかかわる問題、2)歯を残すことが引き起こす問題が重要とされた。これらをもとに、仮想症例をあげて問題点の抽出を行った。ある症例では、重度認知症、高次脳機能障害により咀嚼は困難であり、疾患の特異性から改善の見込みはないと診断された症例であった。日常の口腔ケアが困難なために、う蝕が多発していた。今後のさらなる認知症の進行に伴い、う蝕の重症化が予測されるなか、歯の存在が口腔機能の維持に寄与することが期待できなくなっているがゆえに、治療方針の提示に困難を感じた例である。本ケースでは、治療方針に合わせて今後起こりうるリスクを整理することで、患者家族にいくつかの治療法を提示し、意思決定を促した症例である。2022年に我々によって開発した歯科治療リスクの評価表であるDental R-mapの簡易版を作成し、症例ごとの検討を行った。本症例では、多くの歯髄に到達する齲蝕歯が存在し、原始反射の再発現による噛みしめも始まっている。歯の破折が続発し、歯髄炎などによる疼痛を発症、さらには、対合を失った場合、歯槽や粘膜の損傷が起こる可能性が高いと考えた。その発症の確率レベルは、高く、さらに予想される危害の重大さレベルは中等度と判断した。よって、リスク容認レベルの推定は、Cの必ず対応するべきリスクがあるとした。 研究期間全体の成果として、日本老年歯科医学会雑誌に「機能改善を見込めない高齢患者のケーススタディ」と題し投稿した。
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Report
(3 results)
Research Products
(74 results)
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[Journal Article] Problems experienced when swallowing solid oral dosage forms in older Japanese patients with dysphagia: A cross-sectional study2022
Author(s)
Tanaka K,Kikutani T,Tamura F,Sato S,Komagata Y,Shibasaki I,Tomioka K,Ichikawa Y,Shiobara Y,Sato T,Tohara T
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Journal Title
Special Care in Dentistry
Volume: 68(4)
Pages: 377-386
Related Report
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[Journal Article] Adherence to the food-based Japanese dietary guidelines and prevalence of poor oral health-related quality of life among older Japanese adults in the Kyoto-Kameoka study.2021
Author(s)
Watanabe D, Kurotani K, Yoshida T, Nanri H, Watanabe Y, Date H, Itoi A, Goto C, Ishikawa-Takata K, Kikutani T, Yoshida M, Fujita H, Yamada Y, Kimura M; Kyoto-Kameoka Study Group.
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Journal Title
Br J Nutr
Volume: 27
Issue: 3
Pages: 1-10
DOI
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Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] 歯科訪問診療における感染予防策の指針 2021年版2021
Author(s)
水口 俊介, 佐藤 裕二, 小玉 剛, 猪原 光, 小原 由紀, 金久 弥生, 菊谷 武, 菅 武雄, 花形 哲夫, 米山 武義, 渡邊 裕, 渡部 芳彦, 古屋 純一, 吉田 光由, 猪原 健, 河野 雅臣, 佐藤 繭美, 宮本 雄気, 一般社団法人日本老年歯科医学会, 在宅歯科医療委員会, 一般社団法人日本在宅医療連合学会
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[Presentation] 東京都内某区で実施した後期高齢者歯科健診から見えてきたもの2022
Author(s)
鈴木 治仁,小野寺 哲夫, 右田 大三彦, 古川 潤一郎, 和栗 範幸, 河森 一賢,鈴木 淳,大木 研一, 福内 恵子, 河上 清香,飯島 勝矢,菊谷武
Organizer
老年歯科医学会
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[Presentation] 新型コロナウイルス感染症流行下におけるオンライン診療に対する意識調査2021
Author(s)
古屋 裕康, 田村 文誉, 田中 公美, 仲澤 裕次郎, 保母 妃美子, 礒田 友子, 田中 裕子, 山田 裕之, 町田 麗子, 戸原 雄, 菊谷 武
Organizer
老年歯科医学会
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