Does Dental Care Really Affect General Health? -Health economic review-
Project/Area Number |
21K10292
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
内藤 徹 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10244782)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 医療費 / 予防介入 / Quality of Life / コスト効果分析 / 医療経済 / 費用-効果分析 / 歯科医療 / 質調整生存年 / 医療費削減 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、肺炎、糖尿病、脳血管疾患、冠動脈疾患、総死亡などの諸指標をアウトカムとした際の、歯科的な介入の効果を医療経済学的に分析し、歯科治療に投入した資源がどの程度全身の健康の維持に寄与しているかを明らかにする。 1. 口腔に対する介入が、当該疾患に与える効果について検討を行った文献・情報の収集。 2. 当該疾患の特定のアウトカムを指標とした際の効果の抽出。 3. 複数の研究から得られた効果の統合評価(Meta-analysis)。 4. 日本の保険診療に即した経済指標を用いた医療経済学的な検討および歯科介入間および医科を含めた介入との、費用-効果分析を中心とした医療経済学的評価。
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Outline of Annual Research Achievements |
歯周病と糖尿病、口腔ケアと肺炎など、さまざまな病態に口腔の健康が関与していることが明確になってきた。また、歯科的な介入が全身の健康の維持・回復に寄与する可能性が次第に明らかになってきている。しかし、歯科的な介入が全身の健康に及ぼす効果についての医療経済学的な分析はほとんど行われておらず、口腔の健康を維持することが本当に総医療費の低減につながる可能性があるのか、あるいは歯科治療に随伴するわずかな効果なのか明確になっていない。今回の研究の目的は、肺炎、糖尿病、脳血管疾患、冠動脈疾患、総死亡などの諸指標をアウトカムとした際の歯科的な介入の効果を医療経済学的に分析し、歯科治療に投入した医療費が全身の健康の維持にどの程度寄与するかを検証することにある。 今年度においては、まず誤嚥性肺炎の予防に関する口腔の関わりについての検討を行った。徒手的なリハビリテーションや口腔ケア、各種の薬物や電気刺激などの誤嚥を予防するための方策について検討を行い、システマティックレビューを実施した。 また、歯周病と糖尿病の関わりについて、全身の健康にどのように関与しているかの検証を文献レビューによって実施している。さらには、歯周病の再生療法の効果について、文献レビューによる効果判定を進めている。 2022年度より、歯周病の再生医療に関するシステマティックレビューおよび歯周病と糖尿病の関連についてのシステマティックレビューを行い、診療ガイドラインの作成を行っている。2023年度にはガイドラインの完成を予定しており、臨床面での貢献も期待できる。 また、歯周病と糖尿病の関連については、糖尿病治療薬と歯周治療のコスト効果の比較を行い、歯科治療の全身疾患に及ぼす影響についての費用-効果分析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
歯科的な介入・口腔に対する介入が全身疾患や健康に影響を及ぼすかどうかの検討を行った研究については、研究代表者の内藤らは平成16-17年度8020推進財団研究「口腔の健康と周産期の問題(早産・低体重児出産)の関わり」、平成17年度8020推進財団研究「口腔と全身の健康状態(歯周病と骨粗鬆症)に関する海外文献調査」、平成21年度厚労科研「介護予防に関する科学的知見の収集及び分析委員会」等において、文献収集を試みている。文献検索については、これらの先行研究をもとに、同様な検索式を用いて経時変化を追跡する。ただし、収集した文献については質の評価が必要であり、これについては研究分担者と独立した状態で、GRADEシステムによるエビデンスの質の評価を行うものとする。 2022年度より、歯周病の再生医療に関するシステマティックレビューおよび歯周病と糖尿病の関連についてのシステマティックレビューを行い、診療ガイドラインの作成を行っている。2023年度にはガイドラインの完成を予定しており、臨床面での貢献も期待できる。 また、歯周病と糖尿病の関連については、糖尿病治療薬と歯周治療のコスト効果の比較を行い、歯科治療の全身疾患に及ぼす影響についての費用-効果分析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
収集した文献をもとに、どのアウトカム指標を使用した際に、効果的な分析ができそうかという判断を行う。たとえば糖尿病ならば、血糖値、HbA1c、合併症の発生などが主たるアウトカムとして用いられているが、歯科介入による影響を検討した文献にこれらすべてのアウトカム指標が提示されているわけではない。このため、介入研究ごとにアウトカム指標に対する効果を抽出する必要がある(GRADEシステム)。統合に使用可能な指標が決定したら、その指標をアウトカム指標として、再度データの見直しと抽出を行う。 とくに糖尿病と歯科医療の関連については、複数のランダム化比較試験の情報が得られることから、糖尿病の治療として主に用いられている内服薬による治療と歯周治療によるHbA1cの変化について精査を行うことができる可能性がある。さらには、保険医療として実施された場合のコスト効果について分析を進めていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Current status and future prospects for oral care education in Bachelor of Nursing curriculums: A Japanese cross-sectional study2022
Author(s)
Satoru Haresaku, Maki Miyoshi, Keiko Kubota, Mika Obuse, Hisae Aoki, Fuyuko Nakashima, Masumi Muramatsu, Hitomi Maeda, Souhei Uchida, Mami Miyazono, Hidechika Iino, Toru Naito.
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Journal Title
Japan Journal of Nursing Science
Volume: e12521
Issue: 2
DOI
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Peer Reviewed / Open Access