Creation of study design and evaluation method for Phase I clinical trials in the development of new infectious disease vaccines
Project/Area Number |
21K10298
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
長村 文孝 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90282491)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 感染症ワクチン / 第一相試験 / 評価方法 / 試験デザイン |
Outline of Research at the Start |
アカデミアでのワクチン開発は決して低調ではなく、研究代表者は多くの支援を行っているが、多様化するワクチンのモダリティに対応するための情報の少なさが課題であった。本研究においては、①支援を行ったワクチンの検討、②開発を支援している新規ワクチンのprospectiveな検討、に加え公開情報の収集とデータベース化を行う。これらに規制情報を合わせて、「感染症ワクチンのFIH試験を適切に行うための試験デザインの策定」を項目立てて系統的に行う。また、非臨床試験段階からの検討が必須であり、この段階も含める。公開情報を取り纏めた成果と策定した「試験デザイン」は公表して活用を図る。
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Outline of Annual Research Achievements |
SARS-CoV-2流行は依然として世界的な問題であるが、新興感染症によるパンデミック防止が次ぎの課題である。本邦ではSARS-CoV-2に対する予防ワクチンの開発では遅れをとり、他の感染症への新規ワクチン開発急務である。研究代表者は、新規ワクチンの開発支援と医師主導治験実施支援 を多く行ったが、有害事象評価、試験デザイン策定において難渋することが多く、First-in-human (FIH)試験を適切に実施するための情報集約と試験デザイン策定の基本方針策定の必要性を認識している。本研究においては、新規感染症ワクチンをレギュラトリーサイエンスの手法に基づいたFIH試験デザインとして開発するために、試験デザインを構成する項目の新たな検討を行う。これにより新規ワクチン開発をより迅速で信頼性の高いものとし、ひいては新興感染を含めた感染症の征圧に寄与することを目的としている。研究の方法としては、臨床試験登録サイトや文献検索による情報収集と解析、研究代表者が支援を行った開発品目 についての規制対応や臨床試験の結果の解析等を行う。令和4年度は、前年度に引き続き2000年以降に発表された予防ワクチン第一相試験のデータの取りまとめを行った。支援した開発品目については、評価方法を含めた研究デザインの見直しを行い、従来用いられてきた有害事象評価方法では、3つの有害事象について過剰評価となり高い割合で有害事象となることが判明し、共著として論文投稿を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究における研究実施項目とロードマップは、①公開情報の取りまとめ(臨床試験登録サイト、学会抄録、論文、法規・ガイドライン):令和5年度まで、② 研究代表者が支援・終了した開発品目の資料の取りまとめ:令和3年度、③臨床試験を実施中あるいは計画の開発品目のデータ収集と取りまとめ:令和5年度まで、④第一相試験のデザインの検討:令和5年度まで、である。令和4年度の各項目の進捗状況は以下の通りであった。①公開情報の取りまとめ:論文は2000年以降に発表された予防ワクチンのFIH試験を抽出・入手しており、臨床試験登録サイトは、jRCT、UMIN、JAPIC、JMACCT、ClinicalTrials.govを対象とた。法規・ガイドラインは国内と米国FDAより入手した。試験デザインをデータベースに取りまとめている。②支援した開発品目の資料の取りまとめでは、5品目について規制対応資料あるいは公開資料を取りまとめている。2製品について既存資料を解析し有害事象評価について、広く使用されているFDAガイダンスの基準では3検査項目で有害事象と判定される懸念があることがわかり、論文投稿を行った。③実施予定品目のデータ収集と取りまとめ:医師主導治験での実施が予定される開発品目について試験デザインの観点から必要な情報をとりまとめた。④第一相試験の試験デザインの創出:実施した医師主導治験、特定臨床研究の実施計画書からテンプレートを作成し、対応が必要な項目を取りまとめた。
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Strategy for Future Research Activity |
入力各実施項目における今後の計画と、本研究における取りまとめは以下のとおりである。①公開情報の取りまとめ:収集したFIH論文と臨床試験情報のデータベースを完成させる。学会抄録は令和4年度より引き続いて実施し、法規・ガイドラインは情報を更新しつつ、EMAから発出されている資料も合せて検討する。③臨床試験実施開発品目について:1品目は令和3年度より医師主導治験が開始されたので試験デザインが治験の進捗とデータ解析にどのように働いているかを引き続き検討する。他の品目は非臨床試験段階が進んでおり、品質/製造と非臨床安全性試験における規制対応等の情報が試験デザインにどのように活用するかを検討しながら情報を取りまとめる。④第一相試験の試験デザイン創出:①から③の情報を活用し、有害事象評 価、コホートの設定、エンドポイントにていて検討し試験デザインとして取りまとめる。。トランスレーショナル・リサーチについて学部あるいは大学院生に教育を行うことの重要性が認識し始められている。令和5年度では研究代表者が受け持つ大学院教育にて本研究で得られた成果を盛り込み新規ワクチン開発に関する内容を引き続き含めて講義を行う。
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Report
(2 results)
Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Reinvigoration of innate and adaptive immunity via therapeutic cellular vaccine for AML patients.2022
Author(s)
Shin-ichiro Fujii, Toyotaka Kawamata, Kanako Shimizu, Jun Nakabayashi, Satoru Yamasaki, Tomonori Iyoda, Jun Shinga, Hiroshi Nakazato, An Sanpei, Masami Kawamura, Shogo Ueda Jan arie, Stefanie Gros, Svetlana Mojsov, Masanori Nojima, Fumitaka Nagamura, Shigemi Yoshida, Toshio Goto, Arinobu Tojo.
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Journal Title
Molecular Therap Oncolytics
Volume: 27
Pages: 315-332
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Immunological influence of serum-free manufactured umbilical cord-derived mesenchymal stromal cells for steroid-resistant acute graft-versus-host disease.2022
Author(s)
Tokiko Nagamura-Inoue, Seiko Kato, Yuho Najima, Masamichi Isobe, Noriko Doki, Hisashi Yamamoto, Naoyuki Uchida, Atsuko Takahashi, Akiko Hori, Masanori Nojima, Kazuteru Ohashi, Fumitaka Nagamura, Arinobu Tojo.
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Journal Title
Int J Hematol
Volume: 116
Issue: 5
Pages: 754-769
DOI
Related Report
Peer Reviewed
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