Project/Area Number |
21K10407
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
伊藤 明日香 関西医科大学, 医学部, 講師 (20412538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 文幸 関西医科大学, 医学部, 教授 (50398624)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | COVID-19 / SARS-COV-2 / SARS-CoV-2 / 新型コロナウイルス感染症 / アンギオテンシンⅡ / 2型アンギオテンシン変換酵素 / 重症化 / iPS / 心筋細胞 |
Outline of Research at the Start |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、無症状・軽症期間が長く、突如として急激に症状が増悪することがある。感染判明から軽症の間に、適切な医学的アプローチを行うことができれば、重症化を防ぎ、患者の救命や医療逼迫の改善につながる。新型コロナウイルスはアンギオテンシン変換酵素2を受容体としてヒトの体内に侵入するが、重症化のメカニズムは不明である。本研究では、ヒト病態の反映、安定性の観点から、ヒト人工的多能性幹細胞由来の心筋細胞を用いて、COVID-19の重症化のメカニズムを解明するとともに、有効な薬効メカニズムを提示することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
前回までの研究で、新型コロナ感染症の既往感染患者の大伏在静脈において、新型コロナウイルスのスパイクタンパクとヌクレオカプシドが免疫染色されることが分かった。他の患者において同様のことが生じているかを確認するべく、症例数を重ねる必要があるが、現在、検体使用の同意を得るのが困難な段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の重症化頻度が低下している一方で、現時点ではCOVID-19後遺症が増加している。我々の実験結果から、COVID-19既往感染患者の体内にSARS-CoV2が長期に存在する可能性が示唆され、COVID-19後遺症との関連も考えられる。現在、その関連性についてヒト検体を用いた検討を考えているが、検体を前向きに得るのが困難であり、研究進捗状況が遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
検体使用同意を得られるよう努めていく。
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