Project/Area Number |
21K10441
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
山本 緑 千葉大学, 予防医学センター, 講師 (90597121)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 子ども / 健康 / 生活習慣 / コホート調査 / 新型コロナウイルス / 家庭環境 / 新型コロナウイルス感染症 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、2つのコホート調査により、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大後の子どもの生活習慣、家庭環境の変化と、それらが子どもの健康に及ぼす影響を調べ、よりよい生活習慣や家庭環境を提言するための科学的根拠となる知見を得ることを目的とする。 1)出生コホート調査である環境省エコチル調査では子どもの健康、発達と環境に関する幅広い情報の収集を行っており、これに追加して、本学独自に質問票調査と採血、腹囲等の身体計測、骨密度測定等を実施する。 2)千葉大学附属小学校で追跡調査を行い、全学年の児童の身体測定、質問票調査、および学校保健記録の収集を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、子どもを対象とした2つのコホート調査のデータを用いて、子どもの生活習慣、家庭環境と健康状態を調査し、新型コロナウイルス感染症拡大前後の変化、および子どもの生活習慣、家庭環境と健康との関わりを明らかにすることを目的としている。 1)環境省エコチル調査: 2011年から全国15地域で開始した出生コホート調査で、本学は千葉ユニットセンターとして調査を担当している。全国共通の本体調査として質問票調査と小学2年生の検査(2019~2022年度)、小学校6年生の検査(2023~2026年度)を実施している。本研究では、千葉ユニットセンター独自の追加調査として、小学2年検査時に約1200名の子どもについて、4年度にわたり、採血、身体計測、骨密度測定、血圧脈波測定と、生活習慣に関するデータを収集した。現在、これらのデータについて解析を進めている。小学6年生の検査時には、小学2年と同じ測定項目について実施する計画としており、2023年度は270名について上記のデータを収集した。 2)小学校の調査: 1つの小学校に協力を得て、2020年12月~2022年度末に調査を実施した。1~6年の児童約600名のうち、355名が参加登録した。3年度にわたり、質問票調査、食事調査、採血、身体計測、活動量測定、骨密度測定、血圧脈波(2・3年目のみ)の測定を行い、学校保健記録を収集した。調査継続の同意が得られた卒業生についても、調査を実施した。現在、データ解析と論文投稿を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1)エコチル調査では小学2年生の検査を終了し、現在、収集データの解析を進めている。また現在、小学6年生のデータ収集を行っている。 2)附属小学校の調査は予定通り3年間の調査を終了し、収集データの整理と解析を進めている。新型コロナウイルス感染状況に関する論文を1編投稿し、体組成に関する論文1編を近日投稿予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
1)エコチル調査では、小学6年生の検査(2023年度~4年間)のデータ収集を継続する。小学2年生については収集済みの追加調査データとエコチル調査本体のデータを利用し、新型コロナウイルス感染症拡大前(2019年度)、拡大後(2020年度~)のデータを比較し、生活習慣と健康の変化、および生活習慣と健康との関連について分析を進める。 2)小学校の調査では、収集済みデータを用いてさらに解析を行う。測定データについて小児期の健康指標としての有用性を検討し、生活習慣と健康との関連について研究を進める。
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