NDBオープンデータを活用した多腺性自己免疫症候群の実態調査と診療適正化
Project/Area Number |
21K10469
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
高橋 健太郎 神戸大学, インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター, 助教 (30379367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井口 元三 神戸大学, インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター, 教授 (60346260)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 多腺性自己免疫症候群 / APS / 実態調査 |
Outline of Research at the Start |
多腺性自己免疫症候群(autoimmune polyendocrine syndrome;APS)は、様々な臓器を横断的に障害する疾患であるため専門的治療が必要にもかかわらず、適切な治療を受けられていない。本研究は、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を最大限に活用し、日本人のAPSにおける診療行為や薬剤の使用実態を可視化し、経年変化を分析し、さらに診療内容の地域差とその経年変化を分析することで、国内の診療内容の実態把握を目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
多腺性自己免疫症候群(Autoimmune Polyendocrine Syndrome:APS)は、内分泌器官だけでなく、様々な臓器に横断的な障害を引き起こす疾患であり、専門的治療が必要とされています。しかし、その実態は依然として明らかではありません。本研究は、厚生労働省のレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を活用し、日本人のAPSの実態を把握することを目的としています。 令和4年度に入ってから、研究の進捗として、匿名レセプトの情報収集のため厚生労働省のNDBからのデータ抽出方法に従って抽出項目を検討し、各種マスターの整備を行いました。また、解析環境の構築に向けて、計算機サーバーやデータ解析ソフトウェアを調達し、周辺機器のセットアップや解析準備を進めてきました。 しかし、前年度の新型コロナウイルス感染症の流行が影響を与え、申請手続きの遅れが生じています。現在はNDBサンプリングデータの申請手続きを終えて、承認を待っています。一方で、小規模サンプルによる解析として、2007年から2022年までの16年間で本学附属病院に通院した1型または2型糖尿病患者6476名を対象に調査を行いました。その結果、1型糖尿病218名(バセドウ病26名、橋本病46名)、2型糖尿病825名(バセドウ病100名、橋本病63名)の合併が確認され、APSの頻度に関して新たな知見を得ております。 今後は、文献調査やエクセルによるシミュレーションを進め、NDBサンプリングデータを入手後、データ整理や解析用データセットの作成を行います。さらに、機械学習や深層学習を用いた探索的データ解析を活用し、臨床データに基づいたAPS患者を見逃さない予測モデルの構築に取り組みます。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和4年度には、当初の計画に沿って、本研究の実施に不可欠な解析環境の整備に取り組みました。これには、計算機などの必要な備品の調達やデータベースの構築が含まれています。さらに、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)へのデータ提供申請を行い、具体的な研究プロトコルの策定にも着手しました。 しかしながら、昨年度から続く新型コロナウイルス感染症の拡大が影響し、十分な解析環境の準備に必要な時間を確保することが困難となり、研究の進捗に遅れが生じています。今後は、状況を鑑みつつ、研究環境の整備と進捗を迅速に進めるよう努めます。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究では、NDBデータの取得において、手戻りなどの問題が発生しないように、厚生労働省の担当部局および窓口と緊密に連携を図りつつ、申請手続きを適切に実施し、既に提出済みです。データが入手でき次第、迅速に研究計画の実行およびデータ解析に取り組んでいきます。 さらに、分担研究者から技術的および研究方法論的な課題に関する助言を適宜受け入れながら、学会発表や学術論文などを通じて、研究成果の発信を積極的に行っていく予定です。これにより、本研究の知見が広く共有され、自己免疫疾患に対する理解や診断・治療の質の向上に貢献できることが期待されます。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)
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[Journal Article] 機械学習を活用したストレスチェックに基づくメンタルヘルス不調の予測モデル構築2022
Author(s)
井口 元三, 足立 祥, 毛利 健太朗, 飛松 崇子, 高橋 健太郎, 藤平 和弘, 楠田 康子, 林原 礼子, 近藤 泰子, 鹿野 伸子, 大崎 絵里子, 山本 泰司
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Journal Title
CAMPUS HEALTH
Volume: 59
Pages: 261-263
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Peer Reviewed
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[Journal Article] UPIにおける大学生の回答への回避とその心理についての検討2022
Author(s)
足立 祥, 毛利 健太朗, 飛松 崇子, 高橋 健太郎, 藤平 和弘, 井口 元三, 楠田 康子, 林原 礼子, 近藤 泰子, 鹿野 伸子, 大崎 絵里子, 山本 泰司
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Journal Title
CAMPUS HEALTH
Volume: 59
Pages: 248-250
Related Report
Peer Reviewed
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[Journal Article] 神戸大学における新型コロナウイルスワクチン職域接種 全学一丸となって取り組んだ活動報告2022
Author(s)
鹿野 伸子, 井口 元三, 藤平 和弘, 高橋 健太郎, 飛松 崇子, 毛利 健太朗, 足立 祥, 楠田 康子, 林原 礼子, 近藤 泰子, 大崎 絵里子, 有村 和代, 寺内 千春, 菅尾 有紀子, 別祖 香代, 和田 矩子, 山本 泰司
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Journal Title
CAMPUS HEALTH
Volume: 59
Pages: 172-174
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Peer Reviewed
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[Journal Article] 健康診断におけるWEB問診システムの導入 コロナ禍における遠隔での健康管理2022
Author(s)
藤平 和弘, 飛松 崇子, 高橋 健太郎, 足立 祥, 毛利 健太朗, 菅尾 有紀子, 寺内 千春, 有村 和代, 大崎 絵里子, 長尾 伸子, 近藤 泰子, 林原 礼子, 楠田 康子, 和田 矩子, 別祖 香代, 井口 元三, 山本 泰司
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Journal Title
CAMPUS HEALTH
Volume: 59
Pages: 116-118
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Peer Reviewed
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[Journal Article] 1型糖尿病(T1DM)患者におけるIGF-Iと自由行動下のCGM指標に関連する因子の検討2022
Author(s)
鈴木 正暉, 浦井 伸, 福岡 秀規, 廣田 勇士, 山本 直希, 志智 大城, 蟹江 慶太郎, 坂東 弘教, 山本 雅昭, 井口 元三, 小川 渉
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Journal Title
糖尿病
Volume: 65
Pages: 169-169
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[Presentation] 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による環境変化が教職員に与えた精神的ストレスの評価2022
Author(s)
毛利 健太朗, 足立 祥, 飛松 崇子, 高橋 健太郎, 井口 元三, 楠田 康子, 林原 礼子, 近藤 泰子, 長尾 伸子, 大崎 絵里子, 寺内 千春, 菅尾 有紀子, 別祖 香代, 和田 矩子, 藤平 和弘, 谷藤 貴紀, 青山 慎介, 山本 泰司
Organizer
第60回全国大学保健管理研究集会
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[Presentation] コロナ禍前後の大学生における体重変化の実態 ~神戸大学での検討~2022
Author(s)
飛松 崇子, 井口 元三, 楠田 康子, 林原 礼子, 近藤 泰子, 長尾 伸子, 大崎 絵里子, 寺内 千春, 菅尾 有紀子, 別祖 香代, 和田 矩子, 足立 祥, 毛利 健太朗, 高橋 健太郎, 山本 泰司
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第60回全国大学保健管理研究集会
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[Presentation] コロナ禍におけるこころの健康相談新規来所者の診断分類の変化について2022
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近藤 泰子, 足立 祥, 毛利 健太朗, 飛松 崇子, 高橋 健太郎, 井口 元三, 楠田 康子, 林原 礼子, 長尾 伸子, 大崎 絵里子, 寺内 千春, 菅尾 有紀子, 別祖 香代, 和田 矩子, 山本 泰司
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第60回全国大学保健管理研究集会
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[Presentation] 再雇用就労制度における産業医の役割について 10年間の集計結果より2022
Author(s)
藤平 和弘, 飛松 崇子, 高橋 健太郎, 足立 祥, 毛利 健太朗, 楠田 康子, 林原 礼子, 近藤 泰子, 長尾 伸子, 大崎 絵里子, 寺内 千春, 菅尾 有紀子, 岡本 眞智子, 三村 祐子, 和田 矩子, 別祖 香代, 篠原 正和, 井口 元三, 山本 泰司
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第60回全国大学保健管理研究集会
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[Presentation] UPIにおける大学生の回答への回避についての検討2021
Author(s)
足立 祥, 毛利 健太朗, 飛松 崇子, 高橋 健太郎, 藤平 和弘, 井口 元三, 楠田 康子, 林原 礼子, 近藤 泰子, 鹿野 伸子, 大崎 絵里子, 山本 泰司
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第59回全国大学保健管理研究集会
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[Presentation] 神戸大学における新型コロナワクチン職域接種 全学一丸となって取り組んだ活動報告2021
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鹿野 伸子, 井口 元三, 藤平 和弘, 高橋 健太郎, 飛松 崇子, 毛利 健太朗, 足立 祥, 楠田 康子, 林原 礼子, 近藤 泰子, 大崎 絵里子, 寺内 千春, 有村 和代, 菅尾 有紀子, 山本 泰司
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第59回全国大学保健管理研究集会
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[Presentation] 健康診断におけるWEB問診システムの利用 コロナ禍における遠隔での健康管理2021
Author(s)
藤平 和弘, 飛松 崇子, 高橋 健太郎, 足立 祥, 毛利 健太朗, 菅尾 有紀子, 寺内 千春, 有村 和代, 大崎 絵里子, 鹿野 伸子, 近藤 泰子, 林原 礼子, 楠田 康子, 和田 矩子, 別祖 香代, 井口 元三, 山本 泰司
Organizer
第59回全国大学保健管理研究集会
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