Project/Area Number |
21K10521
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58040:Forensics medicine-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
片田 竜一 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (00423757)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 脳浮腫 / Aquaporin-4 / アストロサイト / アルコール / グリンファティックシステム / 脳卒中 |
Outline of Research at the Start |
動物実験及び病巣の初代培養細胞等を使用した細胞実験により、ラット脳出血及び脳梗塞モデルを作成し、エタノールの脳出血及び脳梗塞発症、予後に及ぼすグリンファティックシステムの関与を検討し、飲酒が及ぼす脳卒中後脳浮腫の機序を明らかにすることで、飲酒者の脳卒中に対する死の予防及び新たな治療法の開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢社会日本において、脳卒中死の予防、より有効な治療法の開発が重要である。本研究の目的は、日本国民にとって最も身近な薬物であるアルコールが脳卒中の予後に大きく影響する脳浮腫の形成にどのように関与するのか、その機序解明を目指すものである。これまで、初代培養アストロサイトとして、PLLコーティングプレート処置等によって単離したアストロサイトに対し、培地中にエタノールを0から100mMの濃度で反応させ、エタノールに対するアストロサイトのアクアポリン4発現に及ぼす影響を検討した。また、動物実験により作成した梗塞脳を摘出し、梗塞巣に集積したマイクログリアを単離して、初代培養アストロサイトとマイクログリアとの共培養実験を行い、初代培養アストロサイトの培地にエタノールを添加して、アクアポリン4mRNA発現を検討した。延長申請した来年度は、グリンファティックシステムの関与につき検討を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本学動物実験施設改修の影響、法医実務上の影響等により支障が生じたため、研究が予定より遅延した。
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Strategy for Future Research Activity |
アストロサイトの虚血によりアクアポリン4が増大すること、エタノールは低濃度ではアクアポリン4発現を低下させ、高濃度では逆に増大させることが明らかとなった。来年度はこれらの機序の解明を目指し、グリンファティックシステムがどのように関与するのか、その解析を目指す。国際学会での発表はもちろんのこと、論文発表も積極的に行っていく予定である。
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