Project/Area Number |
21K10545
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
安藤 敬子 大分大学, 福祉健康科学部, 講師 (80412691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清村 紀子 大分大学, 医学部, 教授 (90331008)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 深夜勤務労働者 / 経耳道的光照射 / 概日リズム / 交代勤務労働者 / 保健指導 / 経耳道光照射 / 交替委勤務労働者 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、交替勤務労働者の生体リズムに着目した生活習慣改善プログラムの開発である。交替勤務労働者の生活習慣に関連した健康問題は注目すべき課題である。健康問題発生の要因の1つに概日リズムの混乱による生体リズムの乱れがある(Knutsson A et al:2000)。この既存研究結果に着目し、1)深夜勤務時の交替勤務者の概日リズムの表現・分析、2) 1)の結果に基づく経耳道光照射、3)介入による生体リズムの表現・分析、4)最終的に1)~3)の結果を蓄積し、交替勤務労働者に対する経耳道光照射の有効性の有無および概日リズムを整え健康の維持・増進を目指す包括的教育プログラムの開発を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,深夜勤務をする労働者を対象に,労働安全,健康管理に寄与することを目指した研究である.深夜勤務労働者の睡眠不足や質の低下,健康問題の発生については,これまでの研究でも明らかになっており,また,深夜勤務中の眠気によるミスや事故,深夜勤務後の帰宅時の事故の発生も問題視されている.深夜勤務中の眠気に影響する要因として,深夜勤務前の睡眠が重要であるとされている.そこで,深夜勤務中の覚醒を促し,勤務後の睡眠を改善することを目的に,既存の研究でも実施されている経耳道的光照射による直接的な光照射を実施し,その効果を心電図モニターで測定算出された概日リズムの周期によって評価している. 現在,予定している対象者数には達していないため,今年度も継続的にデータ収集に協力していただいている状態ではあるが,これまで収集できたデータの分析では,工場などで連続した深夜勤務をする労働者の,深夜勤務期間中の昼夜逆転した生活において,深夜勤務の日数(深夜勤務何日目か)によって概日リズムの周期が変化することや,深夜夜勤中の眠気と概日リズムの周期,深夜勤務後の就寝時刻と概日リズムの周期の関連が見えてきている.また,経耳道的光照射の実施の有無による概日リズムの周期の変化についても関連が確認されている. 今後は,これまで実施してきた心電図モニターでのデータ収集および新しいデバイスによるデータ収集を継続しながらも,収集したデータを用いた分析結果をまとめ,最終年度に開催される学会で発表する予定で準備を行っている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度の研究実施計画では,対象者からのデータ収集,分析,論文作成をする予定であったが,労働者によっては心電図モニター(H52.0mm/W80.0mm/D17.0mm/重さ約72g)自体の固定がうまくいかなかったり,モニターのコードが作業時の体動の際に違和感があり,電極とコードが外れてしまう,電極が剥がれてしまう等の事前の検証の際には発生しなかったトラブルが発生した.そのため,当初,予定していた人数分のデータが年度中に収集できなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
今回は自律神経活動から概日リズム周期の算出を行ったが、データ収集方法に課題が生じた。そのため、現在、理工学部の研究者や学生と、必要なデータのみを計測する機能を保ちながら小型化、データ送信または保存方法が確実な機材の開発を行っている。この機材を用いて、さらにデータ収集を継続し、データ数を増やしていく予定である。また、アクチウォッチなどの簡便な方法でのデータ取集ができないか検討している。これらを用いることで、更に長時間で正確なデータでの分析が可能になると考える。 さらに今後は、自律神経では測れない、睡眠の深さにも注目していく予定である。そのためには、脳派を計測する必要があり、今後は、このプロトコルを具体的に検討していく予定である。
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