急性期看護実習の目標達成を可能にする「臨地外実習」の学習法・教材の開発
Project/Area Number |
21K10583
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Iryo Sosei University |
Principal Investigator |
前田 隆子 医療創生大学, 国際看護学部, 教授 (80593540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑原 美弥子 聖徳大学, 看護学部, 教授 (00336471)
西田 三十一 聖徳大学, 看護学部, 准教授 (10736622)
榎本 麻里 聖徳大学, 看護学部, 教授 (80151992)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 臨地外実習プログラム / 周術期看護実習 / 能動的実習 / 周術期実習 / 臨地外実習 / 教材開発 / 急性期看護実習 |
Outline of Research at the Start |
コロナ禍の影響により、令和2年度の臨地実習は著しく制限された。今後も制限は続くと考えられることを前提に、本研究では、臨地実習での体験を伴わずとも、従来の急性期看護実習と同水準の学習目標達成に導くための系統的な教育方法の検討と教材の開発を行う。令和2年度に首都圏、大都市圏の看護系大学で実施した急性期看護実習の状況を明らかにし、課題をふまえて教材開発を行う。リアリティのある教材開発を目指し、その教材を基に、臨地実習の臨場感が疑似体験となるような授業展開を考案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、2021年度に「全国の看護系大学において2020年度に遠隔で実施された周術期看護実習の実態、目標達成度、課題を明らかにする」ことを目的として実施したアンケート調査の分析を行い、臨地外実習でも実習目標達成が可能となる要因を探求した。 273校の周術期看護実習科目責任者に質問紙を郵送し、65部(24%)の有効回答を得た。その結果、COVID-19 影響下で実施した周術期実習の内容や方法、目標達成度について実態が明らかになった。「急性期の臨場感・リアリティが再現できない」という課題が多く挙げられたが、実習目標達成度が「臨地実習より上回った」という回答者もおり、回答者らは周術期の経過の早さを重視し臨地実習に近い内容で実習する工夫をしていたことが明らかとなった。臨地外実習で目標達成を目指すには、学生が自ら考えて動き、患者の反応から学ぶ仕掛けが必要であり能動的な実習となる複数の要素があげられた。研究成果は、学会で2題発表し、論文を2本投稿中である。これらの成果をもとに、実際の患者データを得てよりリアリティのある臨地外実習プログラムの作成を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りの進捗である。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、プログラムを実施し有効性の検討を行う。COVID-19をめぐる社会的状況は変化し、すべての実習を臨地外で実施するという状況ではなくなってきている。研究計画の着想時には研究期間内に臨地実習が可能になた場合も想定していた。その場合、本プログラムは学内演習をより充実させる教材としても役立つことを期待したものでもある。最終年度はプログラムの一部を使用した学内での模擬実習を実施しプログラムを検証する。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)