Project/Area Number |
21K10597
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Japan Healthcare University (2022) Hokkaido University (2021) |
Principal Investigator |
鏡山 浩美 日本医療大学, 保健医療学部, 講師 (20521032)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 交替制勤務 / 看護師 / 16時間夜勤 / 睡眠 / 疲労 / 健康 / 交代制勤務 |
Outline of Research at the Start |
申請者は、16時間夜勤の二交代制勤務看護師では、夜勤中の仮眠時間、夜勤明けの仮眠取得の時間帯とその夜の睡眠開始時刻など、睡眠の量や睡眠リズムが蓄積疲労と関連していることを明らかにした。しかし、20歳代の看護師では夜間に十分な量の睡眠を確保していたにも関わらず高い蓄積疲労を示していた。したがって、看護師の睡眠は量のみならず質を含めた睡眠の構造を測定し、疲労との関連を評価する必要がある。 そこで、本研究では、非接触型の睡眠測定装置を用い、16時間夜勤を行う看護師の睡眠構造の特徴を明らかにするとともに、疲労および健康状態の主観的評価との関連を明らかにすることを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、16時間夜勤の二交代制勤務に従事する看護師を対象に、睡眠の構造を測定し、その特徴を明らかにするとともに、疲労および健康状態の主観的評価との関連を明らかにすることを目的としている。これらの研究成果は、看護師の疲労対策や睡眠教育プログラム作成のための基礎資料となる。調査対象は20歳代から40歳代で、二交代制の16時間夜勤を行う看護師とし、腕時計型の活動量計により、日勤、夜勤、休日の総睡眠時間やレム睡眠、ノンレム睡眠などの睡眠状況を測定するとともに、調査票を用いて、看護師の疲労や日中の眠気、健康に関連するQOLを測定し、睡眠との関連を評価する。 初年度(令和3年)は新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、計画していた調査が実施できず、文献検討から睡眠測定器をより低コストで感染対策に配慮したリストバンド型のウェアラブルデバイスに変更し、令和4年度は調査機器や質問紙等の物品購入、分析に用いる測定指標を検討し調査開始に備えた。しかし感染者数が減少傾向となり、研究協力施設から調査開始の承諾を得たところで、再び感染が拡大し、調査は再度延期となった。 令和5年度は5月に新型コロナウイルスが5類に変更となり、医療機関でも感染者数が減少傾向にあることから、研究協力施設の許可が得られ次第、直ちに調査を開始できるよう、業務の調整や調査協力者の手配等、準備を進めている。また、本調査の円滑な実施に向け、現在プレテストによりデータ収集プロセスの再確認を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和3年度は新型コロナウイルスの影響で調査が実施できず、令和4年度も調査開始直前に再び感染拡大が進み、研究協力施設での調査は再延期となった。そこで、令和4年度は複数の対象者でプレテストを実施し、データ収集プロセスの再確認をする予定であった。しかし、研究者自身の所属先変更や入院治療により、十分な時間が確保できず、年度内の実施ができなかった。令和5年度は新型コロナウイルス感染症の5類への移行とともに、現在、プレテストを開始し、研究協力施設の承諾を得次第、調査を開始する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、現在、実施中のプレテストの結果をもとに、本調査の開始に向け、調査工程の再確認を行う。研究協力施設の承諾が得られ次第、本調査を開始し、研究補助者の協力を得ながら、令和5年12月までにデータ収集の完了を計画している。回収したデータを分析後、他の研究者からも助言を得ながら研究計画に沿って成果をまとめ、国内および海外の学会で発表を行う予定である。
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