Project/Area Number |
21K10642
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
山田 恵子 東京医療保健大学, 看護学部, 助教 (30804249)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 美津子 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (90363358)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2025: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | well-being / 看護師 / 働き方改革 / コミュニケーションロボット |
Outline of Research at the Start |
本研究は、共感型コミュニケーションロボットを活用し、看護師の感情に働きかけることで、看護のパフォーマンス向上に貢献することを目指す準実験研究である。準実験は、ユカイ工学が開発している「Bocco emo」を使用し、共同研究を行う。 研究計画として、2021年度は、コミュニケーションロボットのシナリオ開発を進める。2022年度は、コミュニケーションロボットの試用対象施設を10施設に拡大し、看護師への好影響の有無について検証する。2023年度は、組織的・経営的な好影響の有無について検証する。2023年までの調査に基づいた改善を行いながら、2024年度は、試用対象施設を拡大し、同様の調査を実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、コミュニケーションロボットを活用して、看護師のポジティブ感情に働きかけることで、看護師のwell-beingの向上を目指すものである。 2021年度は、看護師の感情に働きかけるシナリオ開発を行った。シナリオは、2020年までに実施した研究データに基づき開発を行った。シナリオは、朝のミーティング、休憩時間、勤務終了時などの場面を想定し、気持ちの切り替えができることを目的として開発した。開発したシナリオは、コミュニケーションロボットの開発元である企業によって反映された。開発されたコミュニケーションロボットの試用は、研究協力に同意が得られた1施設に依頼し、2021年10月~11月にかけて実施した。試用の様子は一部動画撮影し、また試用後のインタビューを実施した。 学会発表では、COVID19前とCOVID19下での看護職のwell-beingの相違について、質問紙調査を実施し発表した。分析の結果、COVID19前とCOVID19下において、well-beingの数値に有意差は確認されなかった。この結果は、先行研究と同様の結果であり、well-beingの数値に上下動があったとしても、セットポイントに戻るという結果を示唆すると考えられる。一方で、研究者らが実施した研究結果のうち、well-beingに関連する項目の1つである「看護師同士の信頼」の平均値は、COVID19前において低かったが、COVID19下においては、有意に高い結果となり、またwell-beingに関連する結果となった。これは、困難な状況の時にこそ、看護師同士の信頼関係が重要であることを示唆するものと考えられた。そのため、今後コミュニケーションロボットを活用することで、より看護師同士の信頼関係の醸成に役立つと考えられる。
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