Project/Area Number |
21K10791
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
坂井 郁恵 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (10404815)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 知子 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (60812295)
水野 恵理子 順天堂大学, 大学院医療看護学研究科, 教授 (40327979)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 精神科看護 / 熟練看護師 / 実践知 / 精神科 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、「精神科熟練看護師の臨床場面での複雑な問題解決を支える実践知はどのような構造を有すか」を学術的問に設定し、熟練看護師の実践知の伝授に向けた教育プログラムの構築に取り組む。精神科熟練看護師と新人看護師を対象に①困難事例を用いた半構成的面接により実践知の構造を解明するとともに、熟練看護師への②参加観察法を実施する。面接調査によって精神科熟練看護師の実践知の構造とその特徴をより明確し、参加観察調査によって実際の看護実践の様相と照らし合わせた分析を行い、具体的な実践における実践知の構造や特徴を踏まえた教育プログラムの開発につなげることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,「精神科熟練看護師の臨床場面での複雑な問題解決を支える実践知はどのような構造を有すか」という点に着目し,精神科看護師を対象に,研究調査1として困難事例を用いた半構成的面接により実践知の構造を解明するとともに,研究調査2で熟練看護師への参加観察法を実施することを計画している。本研究において,面接調査を熟練看護師と新人看護師に対して実施することで,実践知が実際の臨床場面ではどのように用いられているのか,その具体的様相を明らかにする。また,上記2つの研究によって精神科熟練看護師がもつ実践知の構造と特徴を明らかにし,精神科において熟練看護師の実践知の伝授を可能とする教育プログラムの構築を目指すものである。 2022年度は,面接調査に使用する事例を作成するために,国内の該当する文献を収集整理し,分析に着手するとともに,事例作成にあたって実際に臨床で働いている看護師から情報収集を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度は,面接調査に使用する事例を完成させ,面接調査に着手する予定であったが,研究代表者が当初想定したよりも業務多忙となったことから事例の作成に遅れが生じた。また,新型コロナ感染症の感染状況が落ち着かない状況下で,研究協力施設への打診や相談等の時間が十分に確保できず,研究協力施設の確定にも当初の予定より時間を要すこととなり,進捗状況の遅れにつながった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は,面接調査に用いる事例を完成させるとともに,研究協力施設から研究協力承諾書を得るなど,研究代表者の所属大学倫理委員会への申請準備を行い,倫理委員会から承諾が得られ次第,調査を実施する。 本研究では面接調査と参加観察調査を実施するが,2023年度は面接調査から取りかかる。対象者の選定については,精神科領域の看護管理者,実践者,教育者等に推薦を依頼するため,研究対象者の基準を満たす者を推薦いただけるよう,推薦依頼の際は対象者の基準を明確に示す。そして,面接調査の対象者となり,実際に面接を行った者の中で参加観察調査に同意が得られた者に対する参加観察調査を行うこととする。 また,作成した事例について分析内容等をまとめ,関連学会での発表を目指す。
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