看護基礎教育におけるシミュレーション型アレルギーケア学習モデル構築への基礎的研究
Project/Area Number |
21K10815
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
池田 七衣 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (80584549)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山中 純瑚 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (90300318)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | アレルギーケア / 看護基礎教育 / 教育モデル / アレルギー看護 / 基礎看護教育 / シミュレーション教育 |
Outline of Research at the Start |
アレルギー疾患を患う人は増加の一途であることに加え、アレルギー症状の急性増悪や薬剤アレルギーを鑑みると、アレルギーへの理解はすべての患者への看護において重要なものである。厚生労働省の指針においても医療従事者を養成する教育課程における、アレルギー疾患に関する教育についての内容の充実が求められている。本研究では、看護基礎教育において、確かな知識と技術修得を目指したアレルギーケア教育を充実させるため、アレルギーケア学習モデルの構築を大きな目的とする中で、まずは学習モデルの基礎となるプレモデルの開発と評価を行い、シミュレーションを取り入れたアレルギーケア学習モデル構築への礎を得ることを目的とした。
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Outline of Annual Research Achievements |
アレルギー疾患と共に生きる患者数が国内において増加していること、または、薬剤アレルギー等のすべての患者の治療過程におけるアレルギー反応の存在を鑑みると、看護職においてアレルギーの知識やアレルギー疾患を抱える患者への看護の学習は看護基礎教育においても重要なものであろうと考える。 本研究課題は、アレルギーケア学修モデルの構築を大きな目的とする中、学習モデルの基礎となるプレモデルを作成し、それを評価することでアレルギーケア学習モデル構築への楚を得ることを目的としている。昨年度実施した文献調査において、アレルギーケアと看護基礎教育を関連づけた報告は乏しかった。これらの分析の詳細を2023年度内に学術集会にて報告予定である。 また、現在まだ研究の遂行は初期段階にあるが、研究課題の展望について、「今、看護基礎教育に求められるアレルギーケア学習モデルの構築」(アレルギーの臨床,5(50),50-53,2023)にて紹介している。これは、最終の研究成果報告までに時間を要する中で、途中経過として研究の実施状況を公開できる機会となっており、看護基礎教育におけるアレルギーに関する教育についての問題意識をもつきっかけとできることや研究活動の活発化等への影響も期待できることともいえ、意義のあるものであると考えている。 課題申請時の計画からはおくれ気味ではあったが、具体的な研究報告活動を引き続き行いながら今後も研究を遂行していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ渦における教育業務増加に伴い、研究に時間を充当することが難しい期間が続いたため、当課題研究期間の書記において、大きく進捗が遅れた形となっている。ただし、現在、遅れを取り戻すべく具体的に研究活動を進めることができはじめている。3月には、関連内容についての文献を商業誌ではあるが、掲載できており、今夏に開催される日本看護研究学会での学会発表にも演題登録を完了している。学会での発表をペースメーカーにしつつ、引き続きペースを上げて研究を遂行していく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度夏までに文献検討の精査が完了する見込みである。また同時進行で、もともと予定されている学生に対するアンケート調査を作成し6月または7月に筆者所属機関における研究倫理審査を受審する予定である。アンケートは9月までにプレテストまで完了し、年内に広く学生調査を行い、年度内に集計予定である。概ね1年の遅れとなっているが、それ以上おくれることなく遂行していく。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)