Project/Area Number |
21K10850
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Kanazawa Medical University (2023) Kyoto Tachibana University (2022) University of Fukui (2021) |
Principal Investigator |
三反崎 宏美 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (00803537)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高村 理絵子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (00824202)
上澤 悦子 大阪信愛学院大学, その他部局等, 研究員 (10317068)
内江 希 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (10782683)
嶋 雅代 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (50633385)
波崎 由美子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (80377449)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 世代間交流 / 血縁関係の無い祖父母世代 / 子育て世代 / 子育て支援 / 高齢者 / 地域 / 多世代交流 / 祖父母世代 / 親世代 / 子ども世代 |
Outline of Research at the Start |
社会の多様な変化に伴い、子育てと就業の両立や孤独な育児に陥らない助けとなる子育て支援が求められる。しかし、核家族の増加に伴い子育てを家族だけで担うことが困難になってきている今日、切れ目のない子育て支援を地域社会が実現することは喫緊の課題となる。このことを踏まえて、子育ての渦中にいる両親と子どもと、子育て支援をしている祖父母の参者に利益のある子育て支援の形を調査・検討することにより、血縁関係の無い祖父母世代を含めた「家族から地域に拡張した異世代間の子育て支援プログラム」の開発を考えた。
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Outline of Annual Research Achievements |
文献検討より、世代間交流の実態と祖父母世代と子育て世代へ与える影響を明らかにした。祖父母世代の約6割が何らかのボランティアを行っているが、そのうち子育て支援に関わる者は約2割と少ない。理由として「きっかけがない」「面倒なことが起こると責任が取れない」などがあげられた。また一方では、「子育て支援を行うならそれにふさわしいスキルを身につけたい」との希望もあった。 そこで、子育て支援に関する準備段階を設けてサポ-トのしくみを構築している、行政の実態調査を行った。子育てボランティアを集め、4回の教育(知識提供と実践)を行っている。このプログラムは3年前から開始され、23名の男女が参加している。内訳は、50歳代3名、60歳代8名、70歳代12名であった。市町村の基本目標は、支援するきっかけ作り、基本施策は、地域における子育て支援のネットワ-クづくりであり、このしくみは、祖父母世代が子育て支援に参加するきっかけ作りとなっていた。また、地域において祖父母世代と子育て世代をつなぐ架け橋となることもねらいであった。プログラムは、教育として、第1回施設見学、第2回「現代の子育て」、第3回夏祭りに参加し、実際に子どもと触れ合う、第4回「子どもとの関わり方」という内容で、保育士や子育てマイスタ-の方が講師を行っていた。その後、大きな年間行事の参加を5回/年、ペアレントプログラム(母親研修)参加時の一時預かりなど世代間交流を体験していた。市町村が考えている今後の課題は、ボランティアの参加者がなかなかいないことである。祖父母世代は、忙しく(シルバ-の仕事、他のボランティア、役員など)集まらないため、対策としてボランティア参加によるポイント制としている。今後の展望としては、祖父母世代と子育て世代が顔見知りとなり、社会で声かけができる関係性の構築である。この研究成果は、EAFONS2024の国際学会で発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本人の事情により、科学研究費取得の翌年より、大学を異動している。その諸事情の中、研究を進めてきた。次年度は延長1年目であり、本研究の主となる世代間交流を行った祖父母世代と子育て世代への影響を調査していく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、今回実態調査を行った機関で、本研究の主となる世代間交流を行った祖父母世代と子育て世代への影響をインタビュ-により質的に分析していく。また、子どもへの影響を動画撮影にて画像解析にて分析していく。
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